生き延びるためのラカン

女は存在しない？！
なんて本気で公言しちゃうすごい人　ジャック・ラカン。
フロイトの思想を独自に発展させ、ポストモダンの思想家として有名な精神分析家。
彼の理論はとにかく難解極まりなさが有名で、入門書でさえ、わけわからんわ！とゆう感じだったんですが、これはわかりやすい！！
早熟な中学生ぐらいならわかる。と豪語する著者にも納得。
ラカンもはじめからこう言ってくれればいいのに…
精神分析なんて仮説やん。なんて食わず嫌いせずに読んでみて下さい。
象徴界・想像界・現実界、シニフィアンとは？、対象a、エディフィスコンプレックス、ファルス羨望など、いままでエクリやあらゆる入門書でも難解だった事象が驚くほど腑に落ちます。
著者の斎藤氏自信も、私はラカニアンではないとはっきり仰っていますし、これが全てで、人間のこころはこうなっているんだ！なんてことは一切言っていません。
ただ自分が何をもとめているのかぐらい言葉でちゃんと言えるようになってほしい。と。
そのものさしの一つにラカンを持っておくのはとても賢い事だと思いました。

そしてなによりラカンの思想はカッコイイ。芸術家や音楽家にファンが多いのも納得。

生きなくてはならない不安をかかえる現代人。今こそラカンが必要だ！！　山口

内容はまったくわかりませんがこんな方です。