アーカムブックスブログ

荒木本!1970‐2005

オール・アバウト・アラーキー
05年までの357冊という写真家として類を見ない膨大な著作を一冊づつ丁寧にまとめた集大成。
総数470にも及ぶ見開き。
カラー口絵「荒木本!の景色」ではすべての表紙を刊行年順に俯瞰できるなど、ほとんど写真で構成されていてとても充実感あり。
357冊もまとめてあるのに一冊ごとの内容が濃く、ベスト盤！みたいな軽さ一切ナシの一冊。
荒木辞書。
4800円というお手ごろ価格にも大満足です
動画は2004年フランスでのインタヴューの模様。フランス語は分かりませんがかなり良い感じ。　　山口Ｄ

ビビを見た！ 大海 赫

私のすきな童話ランキングとゆうのを作るなら、まちがいなく上位にランクインするであろう素敵な本を紹介しようおもいます。

主人公はうまれつき目の見えない少年ホタル。
彼の目は謎の力で７時間だけ見えるようになり、周りの人びとの目はみえなくなります。
そして謎の敵襲来。
避難のための列車でホタルは、世界いちかわいい緑色の女の子ビビに出会います。
そして、ホタルは再び光を失います。


かいつまんでゆうとそんなお話。

なにやら救いのないかんじですが、ホタルがホタルの世界で、美しいビビを見た。それがきっとこのお話では何よりたいせつで重要なこと。


うまく説明できなくてもどかしいので、ぜひ読んでみてください！
ほんとうにほんとうに、とらうま級に素敵なお話です。　　　　　

小坂

世なおしトークあれこれ /美輪明宏

サラリーマンにおくる発想の転換とその方法
美輪明宏が日本のサラリーマンにおくる、理不尽な社会を渡ってゆく発想の手引き書。
元々スポ日で連載されていた｢世なおしトークあれこれ｣を書籍化。
美輪さん独特の鋭い切り口でズバっと全58テーマをメッタ斬り。
耳の痛い話もちらほら。
ダメオヤジについて、熟年離婚、ホリエモンについて、ニートについて、幸福について、セレブについて、戦争について、自殺について等々、ウィットな冗談もまじえながら核心をスバリ。
｢オーラの泉について｣では高視聴率の秘密を暴露。
すべての働く人と経営者の方々にもオススメの一冊。　山口Ｄ