先日VCの方が来社され、社長と話されたのですが、その中で
「目標は1000億を目指しましょう!」
と言われていました。
早い話、上記くらいの売上がないと投資側も回収したときの利益が出ないそうで…
しかし、1000億て!!
並大抵のことでは達成できない数字なのは僕でも分かります。
今、アーカムが進めている「買取28号」ですが、これを更に強化して
「誰も行っていない経営プラン」
に昇華させないことには1000億にはキツイぞ…
ということで、本日社長とミーティングした内容を以下に少々。
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まず買取28号とは、
「中古買取のプラットフォーム」
を目標としている訳ですが、これは要するに
「買い取れないものはない!」買取サービスってことですね。
で、主に考えられる商材としては、
・本、CD、DVD、ゲーム
・服
・フィギュア、ラジコン、おもちゃ
・車、バイク
・家電
・家具
・楽器
となる訳ですが、これらをただ買い取って販売して…を繰り返しても、1000億なんて数字は現実的ではないでしょう。
そもそも「買い取る」と言ったところで、全て一括りにできないのが中古査定の難しいところで
現在行っている「本」と「CD」だけでも査定方法の勝手が全く違うのが現状。
それなのに、バイクや家具なんていわれた日にはもうお手上げです。
解決策としては、「各部門に最低知識のあるスタッフがいること」ですが
それ以外にもっと簡単な方法はないもんか?
そうなると考えられるのはやはり「商品マスタ情報の保有・管理」。
実際にこれはアーカムでも行っていることで
本・CD・DVDなら、アーカムにその商品データさえあれば、誰でも決まった値段で買い取ることができるんですね。
これを他分野の商品に応用すれば、専門知識がなくとも相応の値段で買い取ることは可能なはず。
そして先に述べた買取28号の「中古買取のプラットフォーム」の大きな目的がこの
「全ての商品マスタを制する」ことなんです。
ではその商品マスタはどこから手に入れるのか。
さすがにスタッフが一つずつ手作業で登録していくには膨大すぎて不可能です。
となると、自然と外部から情報を提供してもらうことになりますよね。
現在、大まかに考えられるのが
・メーカー、企業
・ユーザー
の2つです。
一つ目のメーカーからの提供ですが、これはもう、
「作ってるところに教えてもらえれば、一番早いし確かだろう。」という考え方。
だけどそんな、おいそれと教えてくれるとは思えませんよね。
等価交換の原則が成り立っていない!
要はここでもビジネスが発生してくる訳です。
じゃあ何をどのようにウチから提供するのか、ということですが
「エコ・ビジネス」を掲げてはどうか、と言うのが当面の考えです。
「中古商品の販売」ということ自体が見方によってはリサイクル、要は「ゴミを出さない」ことに繋がってきます。
「御社の製品が売れた後でも廃棄処分とならないようにアーカムで販売します。その売れた分の利益はいくらか還元いたしますよ。その為にも商品情報の提供をお願いします。」
という訳ですね。
実際に大手企業などで、「エコ」と繋がりがあることを打ち出すことで、商品戦略としている現状を見ても、イメージアップという点での利益もあるのでは、と思われます。
ちなみにエコ・ビジネス関連では「売る」だけではなく、「シェア」という意識も高まっているようです。
例えば「シェアモ」というこのサイトは「誰かから物を借りられる」サービス。
その場限りしか使わないような冠婚葬祭用品や、高額な楽器機材なども貸出できるようで
一度使って気に入ればそのまま転売もあり。個人的にはぜひ使ってみたいと思いました。
少し話がそれましたが、やはりメーカーからの情報提供はまだ今後の課題が多いので
念入りに考えていきたいところです。
では現実的に可能と思われるのが、2つ目の「ユーザーからの提供」。
これは顧客参加型の「オープンソースによる情報提供」なら、全てとはいかずとも相当な数の商品データを手に入れることができるのでは?というのが、現在の構想です。
しかし、この場合もユーザーに何らかの見返りがないと成り立たない訳です。
これはアーカム従来の「ポイント制」にしようという意見がありますが(1つの商品マスタで何ポイント付与という形)、果たしてこれで人は集まるのか…疑問は残りますね。
そうして人が集まったと仮定しても
どういう形で提供してもらうのか、それをどのように判別するのか
が次の大きな課題になるわけです。
それに関しては次の記事で。
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