(続き)
「どういった形で提供してもらうのか、それをどうやって管理(買取に生かして)していくのか」
という大きな課題に関してですが、コスト的な問題を抜きにして考えれば
「画像一致検索」という形が一番理想かと思われます。
これは商品の写真を撮ると、その「画像自体が商品情報になる」という仕組み。
要は売りたい!と思う商品を携帯カメラで写すと、同じ画像情報があれば、その商品名、発売年月日や販売額、そして買取金額までが表示されるんです。
これ、何かどっかで聞いたことがあるような…
そう!サイヤ人の専売特許「スカウター」ですよ!
実際に、うんざりするほど大量の本やCDを買取している時によく思ったのが
「これスカウタ-で1発で値段出てきたら楽やのになあ…」
ってこと。
逆にサイヤ人が本を買取する時は、確実にスカウターで査定するでしょうね。
「買取金額、10円…チッ、ゴミめ」みたいな。
ここまで行くと「何アホなこと抜かしとんねん!」と言われそうですが
一概にそうは言えないのがTHE・21世紀テクノロジー!
実際にこれに似たものは開発されていて、その代表が
iPhoneアプリケーションの「セカイカメラ」。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20380981,00.htm
上記の記事を見てもらえれば分かるように、i-phone越しで街中の建物などに情報を
書き込めば次にそれを見た人のi-phoneにその情報が表示されるというもの。
スゲ~…
まあ、製作者の意図としてはスカウターよりも、「犬のマーキング」や「落書き」だそうですが…
それでもこの建物を認識するのはやはり「画像」であって、その建物自体が何か電波を
発している訳ではないですから、技術的には「画像認識」はできるんですね。
だから情報提供側としても「写真を取って商品名を入れる」だけでマスタ情報としては十分なんです。
ただ、これをそのまま買取に応用できるのかというと勿論そんなことはなく、やはり商品の劣化や部品の欠品などのマイナス要素の正確な鑑定ができないのが現状でしょうね。
あとはやはり導入に当たってのコスト。
さすがに自社開発という訳にはいかないので、技術面は他社との提携になるだろうし…
ここでも問題は山積みです。
ただ、これだけ様々な技術が進化している中で、買取査定という一見、「人の手で見て値段を付ける」しかないと思われがちな工程にも、取り入れられるべきものはあるはずです。
これらの一見、夢物語のような技術に対し
「どれが使えて、どれが必要で、どれが要らないか」をしっかりと見極めていく姿勢が
先に述べた1000億への道への一歩になるのでは、と思います。
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