Medeski Martin And Wood
ソウライブ、フィッシュ、レイクトラウトなどに代表されるジャムバンドのなかでも非常に高い人気をもつMMW。
ニューヨークの前衛音楽のメッカ、ニッティング・ファクトリー周辺でジョンメデスキー、ビリー・マーチン、クリス・ウッドの三人により結成。当時はジャズを中心に演奏していたが、4thアルバムあたりから、メデスキーのファンキーなオルガンを全面にだしたスタイルになる。その次のアルバムではDJロジックのスクラッチを取り入れ、ヒップホップ~テクノといったクラブミュージックへの展開が見られ始める。ジョンスコ、イギーポップとの共演などその活動は多岐にわたる。
「Uninvisible」
前作「The Dropper」に続きブルーノートからリリースの3rdアルバム。コンセプトの「前作よりも強力にグルーヴする」の通り、もうゴリオシと言ってしまっても良いぐらいの強力なグルーヴ。それと対照的な、ヘッドホンで聴かないと聴き逃してしまうほど精密な仕掛けと音響の丁寧さ。組み合わせや処理の仕方で、聴きなれたリズムやコードも十分に最先端の前衛音楽に成り得る証明のようなアルバム。
最新作ではジョンスコと再度ガッチリ手を組んだアルバムもリリース。 山口D
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