鰐はその晩、後悔の苦い涙を流した。
世界的な活動を続けるアニメーション作家・山村浩二が禅の如き絶妙なタッチでフランスの名作「年をとったワニの話」を映像化。
そのアニメーションを絵本にした大人の寓話絵本。
ひどいリュウマチに悩まされ、魚もとれない鰐はとうとう自分のひ孫を食べてしまう。
尊敬されていた鰐だが、一族は彼の死刑をきめた。子孫たちが自分を尊敬しなっくなったのにたえられず、鰐はひとりナイルを去る…
その後もなんとも切ないお話です。後悔後にたたず…です。
でも憎めない。鰐やさしいんです、ホントは。
アニメーションの方の語り手はかのピーター・バラカン。かなりオススメです。
ユーチューブは2002年発表の「頭山」。
タダ見で罪悪感ですが、素晴らしいです。 山口
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