「00年を代表する今も色褪せぬ名盤」
落ち着いた世界を繰り広げJAZZ、ソウル、HIP-HOP、ブルースをこの1枚にギュっと詰め込んだ最高のファースト・アルバム。
そしてその唄声で世のソウル・リスナーを虜にしたアーティスト。
それがこのジル・スコット。
そしてこのアルバムを通じ彼女がアーティストである事に加え詩人である事を思い知らされる作品。
フィラデルフィア出身といった事もあってかルーツなんかとの関わりも深く、本人名義でのアルバムをリリースする前にその名を知っていた人も多いかも知れませんね。
オーガニック・ソウルやネオ・ソウルと言った言葉が飛び交う様になった今ですがジルのジャンル分けを強引にするとすればこの辺りかな。
エリカバ・ドゥ、ディアンジェロなんかがツボな人にはぜひ聴いてみてほしいアーティストの一人です。
流行に乗ってしまったが為に商品価値の上下運動がもっとも激しいソウル、R&B市場。
その中で今でもその価値や音楽が色褪せない作品は本当に少ない。
このアルバムはその数少ない作品、アーティストの中に間違いなく入る作品であり僕個人が00年を代表するソウル・アルバムを挙げるとしたら堂々の1位だ。
それでは最後になにかと比較される事の多いエリカとの競演映像で彼女の魅力に少し触れてみて下さい。
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