王子店物語

大塚英志（ほぼ）全仕事

「多重人格探偵サイコ」や「黒鷺死体宅配便」などの原作者として有名な大塚英志のフェアをやっています。

「多重人格探偵サイコ」はわたしが中学の時にめちゃくちゃはまった漫画です。学校に持ってったらクラス中で流行りましたね。今の中学生はもう知らないのかな。なんか、ちょっとでも根暗要素のある中学生には一回でも通過して欲しいよね、大塚英志。そんな思いを込めて。
あ、あと神戸芸術工科大学で教授としてお勤めになっていますね。教え子さんたちぜひいらっしゃってください。いつかわたしも授業もぐりこみたいです。シラバス下さい。

さて、ラインナップのほうはといいますと、サイコの作画担当の田島昭宇と最初にコンビを組んだ「MADARA」シリーズや民俗学を取り扱った「北神伝奇」「木島日記」などのカルト的人気のある作品や清涼院流水の小説を箸井地図とコミカライズした話題作「探偵儀式」など、ほんとに一人の人の仕事とは思えない多岐にわたる網羅っぷり。

そして大塚英志といったらサブカルチャーやおたく文化研究の第一人者。東浩紀との共著「リアルのゆくえ」や、「キャラクター小説の作り方」などの著作もそろえております。

オススメは連合赤軍からフェミニズムを論じた「彼女達の連合赤軍」です。あんまり関係無いけどこの間若松孝二の「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」をみたばかりなので興味シンシンなのです。「総括しろよ！」「自己批判します」が最近の流行語です。

今後も、ラインナップは増えていく予定なのでぜひぜひチェックしてみてください。エディターとしての大塚英志ワークスを入れてく予定です。

かぞく とはなんぞや？

こんにちわ。マスダです。すっかり梅雨入りする今日この頃。
さて今は、母の日と父の日のちょうど中間のとき。
フと「家族」というものを意識せざるおえませんね。

いつもいつもいつも。
「勉強はしたのか」「早く結婚しないのか」「最近はどうなんや」
、、などと解答に困ることばっか聞くので一瞬「うっとうしい！」と
思わずにはいられない　このいやおうなしの１つ屋根の下仲。
この　ただただそこにあるもの　は、そのままなのに。
幼年期～思春期～、、歳をとれば、不思議とそのカタチは変わっていったりします。
目に見えないものは揺るぎがないくせに分かりやすくないので、
分かりやすく伝えないといけないのは百も分かってるが、ど～もできないこのテレくささ。
この　できのなさ　がある分、ふわふわふわふわ家族のカタチはあります。
もちろんそんなことできないけど漫画が描ける人たちは、漫画にしたためたりしております。
そんな「かぞくのかたち」をピックしたフェアー。

なかでもオススメなのが、山本直樹「ありがとう」

いつもパズルをあわしていくかのようなカンペキ人　山本直樹が、
家族をテーマに取り上げたカンペキな暴力・乱暴・家族愛の名作。
もう絶版になっているので新刊ではもう入手できません！
マジですぐなくなりますよ。見つけたあなた、ラッキー！

もうアニメになっていますね。西原理恵子「毎日かあさん」。
母は世界一強い。
これを読んで泣いてしまうあなたは毎日かあさんの素質あり！

歌でもそうですが、こういう当たり前なくせにいろいろややこしいことって

間接なものを通してフとそっと思ってりゃいいんです。

そう、そんなもんでいいんですよ、きっと。
それくらい　ただそこにある原点の愛なんですよ、かぞくって。