子供の頃見ていたテレビ,好きだったアイドル。
あの時1番イヤだったこと。苦手だった食べ物。
学校と家と公園しかない毎日。
自分が歩いてきた道をやたら振り返ってしまうのは
どうも年のせいかと思う、今日この頃。
子供の頃、意味もなく嫌だった事、怖かった場所。
例えば、無理やり連れて行かれた叔母さんの家の玄関の匂い
トイレの流れる音 雨の日のお留守番、
布団に入った時に見上げる天井の模様・・・
そんな記憶の断片を、丁寧に集めてきて
簡単な線と、単純な人物構成だけで表現しているこの作品集は
「三丁目の夕日」などに代表されるレトロちっくな時代でもなく
ファミコンが普及する、まだまだ前の「中途半端な時代」
苦い匂いとアナログな生活音が感じられオススメです。
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