マンガの神様、手塚治虫作品の中でも大好きなマンガ。「七色いんこ」!!
メジャーかと思いきや、意外と読んだことない人が多いみたいです。(私の周りでは)
代役専門の天才役者にして泥棒という異色のキャラクターを主人公にしたマンガ。ギャラを貰わない代わりにその劇場での盗みを黙認させる・・・というとんでもない内容です。
そんな七色いんこに恋心を抱きながらも、いんこを捕まえようと追い回す女刑事の千里万里子との絡みが面白い。(鳥を見たら子供になってしまうというマンガならではのキャラクター)
手塚治虫の登場人物って世間的に見ると、良い顔をされない設定のキャラクターが主人公・・・というのが多いのですが、(ブラックジャックにしても)そんなことないんですよね~笑
結局は優しいというか・・・・なんにしろ、魅力的なキャラクターが多いと思います。
手塚治虫のマンガって本当にたくさんの作品がありますが、一般的にみんなが知ってる作品ってだいたい同じですよね?
意外とマニアックな作品の方が私は好きなんですが・・・・
・ドン・ドラキュラ(吸血鬼親子が繰り広げるドタバタコメディ。お父さんのマヌケっぷりが良い味だしてます。)
・バンパイヤ(狼に変身する少年・トッペイを主人公にした怪奇コミック。ギャグではないです。人間とは・・・考えさせられるマンガ。)
・ミッドナイト(深夜の街を走るタクシードライバーと、その乗車客たちの姿を描いた作品。ありそうでないマンガ。色んな人がいるもんですね。)
・ブッキラによろしく!(ドジでマヌケなタレント・根沖トロコとTV局に住み着いた妖怪ブッキラを軸にしたコメディタッチの作品。手塚マンガお馴染みのロックも登場!)
・やけっぱちのマリア(主人公・ヤケッパチと、彼の中から飛び出したエクトプラズムの少女、マリアを中心とした性教育学園マンガ。マリアは姿がないので、ダッチワイフを入れ物としてヤケッパチと共に学校に通う。←衝撃的でした。ダッチワイフ・・・最近ではユリア100式ですか?)
この5作品は本当に読んで欲しい!!どれも長編じゃないのですんなりと読めるし、是非読んでほしいですね。