『胸を張って幸せといえますか？』
作者 浅野いにお
何が正しくて、何が間違ってるのかわからない世の中。答えをどうしても、求めてしまうけどみつからなくて、ただ時間だけがあっという間に過ぎていく。そうしてる間にもチャンスは減ってると気づきながら。改めて人が唯一、平等なのは時間なんだなって思います。
いつになったら大人になったといえるのだろう？二十歳を越えたら？一人暮らしを始めたら？自分の働いた金で生活できるようになったら？子供ができたら？わからーん！でも、ソラニンを見て、そのヒントがわかったような気がする。少し背伸びをしてみるのもありかな。
ちなみにソラニンとは、じゃがいもの芽にある毒の成分のことらしいです。てっきり俺は、空でニンニン言ってるヤツのことやと思ってました。（シシ丸とよく一緒にいる、あいつのことね。）
ヤングサンデーで連載中の作品
2008年に映画化が決定しました
「国家繁栄維持法」
国民に生命の価値を再認識させる事を目的とした、法律。
小学校に入学した子供が、1000分の一の確率で、特殊なナノカプセルを注入され、生命力がピークに達する18歳～24歳時に、体内で破裂して命を奪ってしまう。
そのカプセルが注入された人物を国民は知る事が出来ず、「死」の24時間前に初めて、配達される「死亡予告書」通称「逝紙（イキガミ）」が配達される
後一日しか生きる事が出来ないと通達された人間が、どういった行動をしていくのかを描く人間ドラマ
配達人の心の変化の描写が、よりリアルな自分の姿に見え、すんなり読む事が出来る作品です
読んだ後必ず考えてしまう
俺なら（私なら）どうする！！？って
。
今さらですが「きらきらひかる」
このマンガは死体監察医の天野ひかるのお話。
ドラマ見た人もいるでしょうがマンガの方が全然おもろい。（これは自信持っていえるわ）
正直、絵はかなりとっつきにくいし死体なんてポンポン出てくるわザクザク切られるわ。 でも、「ウェッ」ってなんないのが不思議。
グロテスクって言っちゃえばそれまでですがそれで終わるような
らこんなとこで紹介しないわな。
「うちな……死んだ人の言葉を聞いてあげたいんや！」
ひかるが吐いた名台詞。 ひかるはほんまによう泣く。 でも、読んでる方も同じくらい泣きそうなるからたまったもんちゃうわ。
あのね、パラパラ読みじゃ分かんない。
だからじっくりじっくり読んでやって下さい。
夜回り先生
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IKKI COMIX
土田世紀
小学館
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全国が涙した感動のドキュメントが巨匠土田世紀のより漫画化されました
現在6巻まで発行のこの作品
水谷修の作品を、土田世紀だからこそ表現できる、世界観
完璧なマッチングだと思います
1巻の途中まで読んだだけで、泣きそうになりました
何らかの理由・背景があり闇の中に飲み込まれていく子供達
その子供達を、優しく哀しく見守る教師
どうしようも無く、ぐれてしまった子供に
・・・・・・・・・・いいんだよ。
昨日までのことは・・・・・・・・
みんないいんだよ。
よくここまで生きてきたな
このフレーズで何人の子供達が救われた来た事でしょう
涙無しに、読む事は出来ません
是非一度読んで見てください
頭脳警察のアルバムジャケなどでもおなじみのこのモンタージュ写真は、今や60、70年代を象徴するほど有名ですが、この事件の裏側で計画し、実行した青年たちを描いたのが、「アンラッキーヤングメン」。(あくまでフィクションです。事件は未解決。)
藤原カムイ×大塚英志というコンビの製作に、初めは「60年代の雰囲気に合わんの違うか？」と思いましたが、結果的には、逆にそれが功を奏した印象です。
「60年代」というある種、特有のイメージを持つ時代の匂いを消し、ただ「ツイてない若者たち」は何が欲しいのか、何ができるのか。そんな、どの時代の若者も理解できる普遍的なテーマを、この「3億円事件」に絡めてゆく様子が実にお見事。
「劇場型犯罪」と呼ばれたこの事件は、本当にただの「嘘(フェイク)」だったのか―。そんなフィクションならではの新しい解釈も楽しめる漫画。オススメです！
永井
子供の頃見ていたテレビ,好きだったアイドル。
あの時1番イヤだったこと。苦手だった食べ物。
学校と家と公園しかない毎日。
自分が歩いてきた道をやたら振り返ってしまうのは
どうも年のせいかと思う、今日この頃。
子供の頃、意味もなく嫌だった事、怖かった場所。
例えば、無理やり連れて行かれた叔母さんの家の玄関の匂い
トイレの流れる音 雨の日のお留守番、
布団に入った時に見上げる天井の模様・・・
そんな記憶の断片を、丁寧に集めてきて
簡単な線と、単純な人物構成だけで表現しているこの作品集は
「三丁目の夕日」などに代表されるレトロちっくな時代でもなく
ファミコンが普及する、まだまだ前の「中途半端な時代」
苦い匂いとアナログな生活音が感じられオススメです。
犬伏
借金する前に読め！
このての漫画は個人的にかなり好きです。
俗に言われるマチ金である帝國金融。
その帝國金融に一人の男が入社し（主人公、灰原）自分の金融道を見つけていく物語。
絵を見て分かる通り金融屋らしからぬ風貌の灰原が巻数進むにつれ成長していく姿は何故かめちゃめちゃ応援してしまう。
おどおどしかった灰原が刺青を背負ったもと本職の女、朱美（アケミ）との出会いによってさらに成長。切れ者と言われるまでに。
ただそんな彼でも帝國の中ではまだまだひよっこ。
しかし、借金の取り立てシーンなどで描かれる会話中の言葉の駆け引きや心理描写はかなりリアリティーがありおもしろい！の一言。
ヤクザ、悪徳弁護士、学校の教師などお金といった一番正直なものを通じて描かれる人間模様と裏社会の現実。 いつも思うが下手な文芸書よりこうゆう漫画の方が現実的で為になる。
弱肉強食。世の中、金と金の使い方を知ってる者が強い。
最近判決の出たH江さんではないけどこの本を読み終えた後、実感しました マル。
「これを読んで面白さが分からない男は、ママのおっぱいでも吸っとけ！」
と大きな声で叫びたくなる、この作品
アーカムの中でも何度も取り上げてきた作品なのですが、3月からWOWWOWでテレビ化決定・そして3月に発売された14巻の展開があまりにも、面白すぎた為再度オススメしちゃいます
題材は、近未来の宇宙開発
今までのSFコミックと大きく違うのは、話の中身がよりリアルで、数年後にはこんな展開になるのでは無いだろうかと非常に考えさせらます
月に発見された、新たなるエネルギー資源「ヘリウム3」を巡って繰り広げられる宇宙開発・アメリカの支配政治・中国の台頭・ムーンチャイルドの出産・その中で繰り広げられる様々な人間ドラマ
そして、とうとう宇宙戦争に展開するのか？！・・・・
話が多きすぎて・・・と言わず、とりあえず3巻まででも読んで下さい
僕も基本的にSFマンガはリアリティーが無くて「X」の人だったのですが、
これは、世にもっと出て欲しい！と切に願う作品です
言わずと知れた荒木飛呂彦氏の短篇集「死刑執行中脱獄進行中」。
ちなみに僕が「ジョジョ」で一番好きなのが第4部なのですが、これはその面白い部分をぎゅ～と詰め込んだような感じ。
鉄塔から降りられなくなった男の話だの、ひたすらイタリア料理を食う話だの、街中の小銭を拾い集める話だの、そんな「ど～でもいいアホなこと」を、当時のジャンプ連載の中で確立されていた「主人公が格闘で敵を倒すシリアスなジョジョワールド」から、振り切って描いていったことにより、完全な独自の世界へと踏み込んでいく「瞬間」と「熱」を、とても実感できる短篇集。
特にオススメは、ジョジョ4部のラスボス的な殺人鬼「吉良吉影」が主人公の話、「デッドマンズQ」。
僕はこいつが大好きで、もう！！主人公達から逃げ回り、こそこそ人を殺す、という「こいつがラスボスってどうよ？」みたいな、何ともイカした悪者だった本編とは変わって、死んだ後に幽霊となった彼が活躍する話なんですが、これがまたカッコイイ～！
とにかく表紙からタイトルから内容まで、これぞ「漫画の理想」といってもいいくらいの雰囲気を持つ1冊。
永井
通勤中のお父さん、家事で忙しいお母さん、テスト勉強で気が滅入りそうな学生諸君！！吉報です！！！
15分で読めます！！！！！悲しいかな…。
少年誌から青年誌、そして太田出版へと表現の範囲に歯止めが利かなくなった印象。『タイトルからジャケットからそれは良いのか！？』と心配してしまいます。
うんこから性行為への移行というか、画太郎先生また手の届かないとこへ行ったんだなぁ。
オススメも何も、まずは手に取り体で感じろっ！！！
