えの素とゆかいな人びと として描かれているこの作品
まず言えるのが、メンバーが半端じゃない！
あさりよしとお・阿部和重・芦名野ひとし・岩館真理子・小田扉・上野顕太郎・上條淳士・沙村広明・実川ジツ子・末永直海・生協の白石さん・竹谷隆之・寺田克也・鶴田謙二・鶴巻和哉・耕野裕子・萩尾望都・manzo・美川べるの・メビウス・山下和美・横山プロダクション・吉田戦車
ありえない！このメンツが彼の作品を理解し、描かれている世界は永久保存版の作品として、書架に並べずしてどうするのだ！
企画から、発行まで6年の歳月がかかったようですが、その6年という歳月なんぞ、全く気にならない 今読んでも10年後読んでも新鮮に感じる作品です
是非読んで下さい
主人公炎尾燃は「月刊少年バルチザン」「月刊シャイニング」をはじめ、
他にも数本の月刊連載を持つ熱血マンガ家である。
島本氏の漫画に熱血という要素が無い漫画は無いのですが・・・
日夜、心熱いアシスタントと共に、命がけで締め切りと作品に闘う
その姿は、感動を通り越して、笑いを覚えるこの作品
仕事に追われてストレスに感じていたり、元気を欲しい人には
オススメしたい作品
読んだら絶対、「うぉおおおおおおー！」と雄叫びをあげたくなる作品です
全てのぷー太郎の皆様へ捧げます。
芸大を卒業し、２７歳。回りはそれなりの仕事をしていても、フラフラと芸術家を志す主人公、上杉。
所謂ダメ人間です。僕のぷー太郎時代も夕方起きて夜から朝まで遊ぶっていうダメスタイルでしたが、この主人公27にして未だにそういった印象。
彼、頭が固い分、性質が悪いですね。そんなダメ人間の上杉に突然舞い降りる元彼女との同棲生活。あぁ、こんなダメ人間にそんな誘惑の環境を作っちゃダメ～と母親目線で手に力が入ってしまう。
※世のお母様方、この本は危険です。お子様の手の届かないところへ隠してください。
福本伸行の最高傑作
政治経済の裏社会の大物フィクサー・平井銀二にあこがれ、
やがて肩を並べる存在になりたいと奮闘する森田鉄雄の物語。
作品的には11巻未完の作品となっておりますが
出来れば9巻で完結してほしかった作品です
今書かれている「天」「アカギ」「カイジ」は、この作品から
広がった世界観で、やはりこの作品を越えるような存在は
未だに発行されていないと思います
もし、続編があるのならば、森田復活のくだりから是非とも描いて
欲しい作品です
今購入する作品が無いのなら、これをゲットするべきでは！
ゴリ
”奇跡のヴァイオリン”と呼ばれた名器中の名器、「ストラトヴァリウス」。
それは天文学的偶然が重なりあって生み出された楽器であり、再生産は不可能だとされていましたが、これに限りなく近いヴァイオリンを創り出すことに成功した朝鮮人、 陳昌鉉の生涯を山本おさむ氏が描いた傑作がこの「天上の弦」。
第二次世界大戦～朝鮮半島南北分断と、彼が生きた時代は激動そのものであり、ヴァイオリン製作などまっとうな人間のする仕事ではないとされていたにも関わらず、なぜか天に導かれるようにその道へ進んで行く 陳昌鉉。
山奥の飯場で肉体労働者に紛れ、夜な夜な一人独学でヴァイオリン作りに励む彼の姿は本当に凄まじいものがあり、涙が出ます。
心の奥底からやりたいと思うことに対して、環境や才能なんてたいした問題じゃない、とこれを読んで改めて強く実感しましたよ。
永井
スーパー「コーダ」精肉部門主任、丸麻照男は、鋼の肉体を持ちながらも、極度のアガリ症の為に失敗を繰り返す中年男。そんな彼が最愛の妻オシリーナの助けを得て、「強い男」へと変わってゆく愛の物語！
「私は変わりたい！」と誰もが一度は持つ願望を、暑苦しくも、超純粋な「愛」で叶えていくというこの作品、読んだ後は、単純にメチャメチャ前向きな気分にさせられます。本当に一生懸命なガンマの行動の一つ一つが愛らしく、思わず笑ってしまうのですが、やはり「これが正しい！」と突き進んでいく人間の姿は美しい…(本当に正しいのかは別として。)
それでも、「世の中、結局金やで～」なんて台詞が、これを読めば「小っさ！」と大人の意見で思えるような、そんな漫画です。
永井
昔から少女漫画はおろか、女性作家さんの作品さえあまり読まない僕がまさかバレエ漫画にはまるとは…そう、ダヴィンチ誌上で、第一部完結を迎えた「舞姫－テレプシコーラ」です。
バレエという華やかにも過酷な世界の中で、少女たちが、「今夜この舞台で誰よりも輝いてみせる！」というその一点においてのみ.、命を注ぎ込む様が尋常じゃなく、血が沸きましたよ！安易に、愛だ恋だのに走らん姿勢みたいなのも頼もしく、女性独自の「ギラギラ感」が見れたような気がしました。
もちろん、僕はバレエに関しては全くの無知ですが、ウンチク以上に内容のある作品なので、同じようなバレエ知らずの人にもオススメします。
永井
すぎむらしんいちの新刊が何と2冊同時に発売！
1冊目は「ディアスポリスー異邦警察ー」。リチャード・ウーという脚本家(日本人のようですが…)とタッグを組んだ今回の新作、舞台は近未来の東京で、外国人の不法滞在者が増大し、混沌とした街に起こる犯罪を、若き都事「久保塚早紀」(男)が解決してゆく、という一見ありがちなお話ですが、やはり「底辺に棲むメチャメチャな人々」を描かせたらピカイチなすぎむらしんいち、決めるところは死ぬほどカッコよく決めてくれる手腕も健在で、見事にシビレさせてくれました。
また今回、「どこにも属せない、帰れない人＝異邦人」がテーマということで、何やら深刻な展開が待っている雰囲気…非常に楽しみです。
2冊目の「スノウブラインド」は、以前に刊行された「ＡＬＬ ＮＵＤＥ」に新作2話を追加収録した短編集。この表題作「スノウブラインド」が絶品！
「塾に行かなくちゃ」と、下半身まで埋めつくす雪景色の中を歩いている少年、その少年に「落とし物を探してくれ」と頼む謎の美女。協力して「落し物」を探し始める二人に待つのは…
雪画面の「白色」を絶妙に使ったラストは圧巻の一言。やはりこの人は映画を撮るべきだっ！と思わず拳を握り締めながら読んでいましたよ。
スウィングガールズのあの娘、上野樹里がのだめ役で今秋10/26からドラマがスタートします。クラシックと笑いの融合という極めて異質なコンセプト。
時折見せるのだめの才能に、変な話主人公だなぁと感じるわけです。天賦の天才『のだめ』と、努力の天才『千秋』の見せるどつき漫才が実写でどうなるかも見ものです。
尚、2007年1月からはアニメもスタートするようで目が離せない作品です。
少年漫画の醍醐味ともいえる『挫けない、諦めない』の精神を持つ、身長149cmのバスケットマン車谷空。
彼の入った高校にあるバスケ部は名ばかりの不良のたまり場。母親との約束を守る為、諦めない姿は正に少年漫画の鏡です。
バスケ漫画の金字塔スラムダンクよりも感情のふり幅が大きく、一度ハマると前しか見えなくなるそんな印象の漫画です。