糟も残らぬ音楽等、論外である。
日本を代表するジャズギタリストであり、インプロヴァイザー=音楽家としてノイズミュージックのさきがけともなった高柳昌行。
1950年代から死去する直前の1991年まで、彼が残した音楽批評論、ディスクレビューを年表順にまとめた
「わかるヤツだけ読め!」
といわんばかりの手加減なしの一冊。
『コルトレーンは歌謡曲』、『銀巴里の伝説化はなんてつまらない』、『ハーブエリスのソロはたいしたことない!』など高柳氏にしかおよそ公言できないであろう批評は読み応えアリ。
何ヶ月も時間をかけてゆっくり読みたい一冊。 山口D
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