これは昨日、東京に住むいとことスカイプしたときの僕の発言をまとめたものです。
今まで、考えてきた事が線でつながった感じ。
アーカムのミッションの半分を実現できそうなアイデア
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10年前に起業しようとしたときの思いが「いずれ紙の本はなくなる」ってことだった。
読み手と書き手だけ存在すればいいと思った。
でも、十年間、本屋をやりながら、そーでもないかなあとも感じ出してた。
どっちかなあと迷ってるときにこの記事にであった。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0804/15/news092.html
僕はここに共感。
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データそのものの販売は難しくなると思う。ミュージシャンのMP3は「アーティストのメタデータ」だと思っている。
データの中に「リレーションシップ」があれば――例えば希少性があったり、ユーザーIDとひも付いている自分だけのものになっていたりするデータは、価値があると思う。ファンはみんなアーティストの“一部”がほしい。それは、限定CDやサイン入りのグッズや、イベント、という形で販売できる。
ネットのおかげで、アーティストは自分のサイトから直販できるようになった。ファンも、アーティストのサイトから買う方が、Amazonで買うよりも価値を感じる。アーティストとの“関係性”のあるコンテンツの価値はすごく高まる。
MP3データの価値は下がり、関係性の価値が高まる時代だ。ビジネスモデルは変えなくてはならない。
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。。。コンテンツ自体には価値が限りなくなくなり、その作品、アーティストとのつながりが価値になる。つまりお金になると解釈。
まま、そりゃちょっと行き過ぎた発想かもしれないけど、50年後はそうなるかもしれない。
でも、音楽ファイルだけでなく、映像も漫画も小説もみんなファイルになるコンテンツだ。今より少なくとも価値は下がるとみてる。
パッケージ商品を扱うリアルの書店(実店舗)ってこれからどんどん売上が減りつづける時代になると思う。(ネット書店もパッケージ商品を扱ってるけどリアルの書店と違って逃げ道はある。)
リアルの書店が存続しつづけるにはやっぱ関連性とかその作品とのつながりをお金にかえなきゃ商売なりたたないと思う。
じゃあ、店舗で作品とのつながりとは?
僕はその作品に関連する「モノ」だと思う。
漫画だからフィギュアとか安直な発想ではなく(ま、これもありだけど。)
その作品を深く連想させる「モノ」であることが大事。
つまりは雑貨。
つまりはヴィレッジヴァンガードになる。
と、思うw
ただ、ヴィレッジのFCにはいるだけじゃあ、同じものになってしまうので
そこに中古をいれる。
たぶん、ヴィレッジとは切り口の違う別のお店になると思う。
中古を切り口にヴィレッジをつくるわけですよ。
中古本、CDでもオーナーのこだわりとか、好みとかあるわけですよ。
でもなかなか店頭では集まらない。
じゃあ自分たちの好きな本や売れる本を集めるには?
そこでインターネットの登場です
商品の買取を全国に向けて、WEBで行う。
つまりはアーカムのライバルになるけど、そういうノウハウを店舗に提供していく。
中古商品の買取査定、販売、受注管理のWEBサービス
そして、そのデータを利用した買取比較サイト。
たとえばドラゴンボールの全巻セットの買取価格を店舗を横断検索して一番高価買取するショップを一番上に表示するようなサイト。(買取の申し込みもできる。)
このふたつが、来年1月までにβ版をリリースするので、それを使ってもらいたい。
Saas式で提供するので、開業したばかりの素人から1000万売り上げる大店舗まで幅広く対応できるはず。オプション課金をいくらにするかがまだ読めないのと、アドイン同士の競合がちょっと怖いけど。
買取サービス=査定システムね。
販売商品は店頭とアマゾンに併用で出品。
店頭と、WEBで同時に売れることを防ぐ、商品消しこみの仕組みも、たぶん可能。完璧ではなく、やっぱり同時に売れて商品が不足する自体は発生すると思う。
FCにちかいけど、店舗数を増やして影響力をもって、
買取金額の数%を出版社に還元するつもり。
これがゴール。
2次マーケット(中古)の生き残りはやっぱ1次マーケット(新刊)の存続にかかってるわけですよ。
でもブックオフもひょっとしたら気付き始めたかもしれない。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200803310390.html?ref=chiezou
最近社長が若いのに変わったからな。
ただ、こういうサービスをリリースすると競争になり国内の中古商品の原価が上がり、お客さんにとって決定的に中古が魅力ではなくならない価値になるかもしれないという懸念はある。 いままでほどおいしい商売じゃなくなっていくかもしれない。。。
でも、逆に品不足になると僕は思う。
日本語版のコミックが中国で売れ出してる。
ま、言語の理解力がどの程度の水準まで上がるか分からないけど、13億の市場は魅力ー。1%でも日本語理解する人いたら1億3000万人だよ!
ちゃう1300万人や。。はずかし。。。。
PS あ、あと書店には広告媒体としての魅力も非常に大きいと思います。
(毎日立ち読み客も合わせるととんでもない来客数なんですよ。本屋は。)
書店でのタイアップ広告って気になります。
http://arcam.typepad.jp/arcamstaff/2007/06/real_shop_is_no.html
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