業界人でも、そうそう、未来を描けてる人は少ないはずなので、みんな未来が見えないので聞きたい。知りたい。
リブリエやシグマブックの事例もあることだし、本当に流行るのかよ電子書籍。。。みたいに思ってる人もいるでしょう。
~~~~
ま、なので、ちょっと来月末ぐらいにですが、株式会社28号として、流通系の勉強会をしてみたいと思います。とりあえず、tweetviteでセミナーページつくっときます。
では。
2010年4 月 4日 (日) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
ようやく、書く気になってきました。twitterにちょっとあきてきたところもあったのでちょうどいい時期だったかも。
しかし、電子書籍がソーシャルリーディングやクラウドリーディングと呼ばれる、新しい読書体験を提案できれば、電子書籍市場が大きく成長していくと思います。
でもまだまだ、これから。じわりじわりと変化していくはずです。
神戸と東京という地理的制約は、思った以上に大きく苦労してますが、これはコミュニケーションの質と頻度ということになるんでしょうねえ。自分で考えてすべてを決めてきたスタイルでは通用しないのがもどかしいとこではありますが。これも勉強。
2010年4 月 3日 (土) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
東京ついて2日目です。
引越しの片付けや、新居の必要品の買出しなんかで、忙しいです。
明日から株式会社28号の初出社となるので、少しでも、家の環境をセットアップしてあげたいと思い、いろいろ調べてます。
近所の公園、保育園、小児科にスーパーと生活圏の便利施設などなど。
近所のホームセンターに出かけたのですが土地勘がまったくなくて、車で、5分着の場所に20分かかったりと悪戦苦闘してますw
そんな中、一番ギャップがあるのがゴミの出し方。
今まで神戸では不燃、可燃でだけで分別してたものが、東京では、さらにリサイクル用資源ごみとして別に分けないといけなかったり。。
かといって発砲スチロールは可燃で出せてしまったりと、混乱してます。
転居先はマンションでなく戸建で、ゴミの出し方はご近所さんにも迷惑かけるかもしれないので、嫁がそうとうナーバスになっちゃってます。。。しかもこのへん読めば読むほど、分別の仕方が良く分からんのですよ。
困り果てて東京の友人にアドバイスを求めたら「それだけ分別するのが普通だよ」とあっさり一蹴。
慣れの問題かもしれませんがそれだけ東京はリサイクルや、環境への意識が高い人が多いのかもしれません。
郷に入っては郷に従え。番場蛮の気持ちです。はい。
2010年1 月 8日 (金) | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
あけましておめでとうございます。
5日の夜に神戸を出る準備で忙しいです。
引越しといっても、神戸と行ったり来たりになるっぽく、一部引越しみたいな感じです。なので持っていくもの、いかないものの分別が大変です。普通の引越しよりめんどくさいかも。
と、いいつつ、今日は正月気分で、龍馬伝みながら、一杯やってました。
今年はどこの業界でも変革の年!と言われてるようで、坂本竜馬ネタは、タイムリーですね。
変革とは既存の概念や商習慣を打破して、新しい価値を創造していくことです。
口では簡単に言えますが、それには不退転の覚悟を持って取り組まなければいけません。そういう意味では、変わろうとしている人に勇気を与える作品になりそうです。(僕もその一人です。もちろんw)
で、龍馬伝を見ながらふっと、この前、古い友人に言われたことを思い出しました。
引越しする旨を知り合いや友人に電話であっちこっち連絡してたのですが、その中の一人に言われたんですよね。
僕は起業した時から、出版の業界はインターネットと出会って大きく変革すると言ってきました。具体的には、書き手と読み手しか必要のない世界が来る。だからいつか必ずその変革に立ち会うべく、仕事をしてきたつもりです。
ブログでもそういうことを中心に書いてきたわけですが、それをずっとみててくれてた彼から言われた言葉。
「やっぱ東京いっても期待半分、不安もあるんだよね」 と、彼に漏らすと、彼がこう助言してくれたんです。
「成功するかしないかって不安になるのもわかるけど、君はずーっと出版の行く末を考えて生きてきたんだよね、この10年。
なら、何があっても、信じ続ければそれが君にとっての正解であり、進むべき道になるんじゃないかな。?うまく言えないけど、君のブログを見ててそう思うよ。これからも生き方を曲げずに貫き通せばいいんじゃないかな。」
こういう言葉はありがたいです。自分でも言い聞かせてるつもりですが、自分以外の人にそう言ってもらえると勇気がわきます。
信念を曲げて、儲けることに大きな抵抗はありました。しかしながら、ビジネスです。負ければ、ぼろくそに言われ結果だけがすべてのこの世界。途中で道を見失いそうになる時も多々ありました。
器用に儲ける人を横目で見てると自分のやってることに不安を持つことって多々あります。特にコンテンツビジネスは、どの業界、業種よりもインターネットの影響を受けており、ビジネスモデルを変えなければ待っているのは間違いなく死のみです。
まだこの分野で、確固たる答えを出した人はだれもいないので、自分で考え、答えを出すしかないのです。その時必要なのは、自分を信じることなんではないかと僕も思います。
彼は何の気なしにいったのかもしれません。でもそれは今の僕にとっては、救われる言葉でした。
竜馬も結局夢半ばに死んでます。こういう偉人として受け継がれるのはほんのわずかで、何もできず死んでいく人も多いのは幕末も今の世も同じでしょう。
でも志半ばで果てたとしても自分自身、死に際に後悔しないような生き方をしたいものです。
やらずに後悔するよりやって後悔するほうがましだなと。。
といことで、竜馬と想いをオーバーラップさせつつ、今年は頑張りたいと思ってます。人間、勘違いを貫き通せば、本物になるんじゃないかとか思ったりする10年代の幕開けのブログでしたw
おしまい。
2010年1 月 4日 (月) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
嘘ですw
というか最近、マジネタは書けないし、twitterのほうが遥かに面白いので、ブログの更新さらに滞り気味です。
自分としてはブログは「情報を得るために、情報を吐いている」という感覚が強かったので、明らかにtwitterのほうがそれに向いてるわけなんすよ。だからそっちに流れるのは無理もないことかと。
かのアンダーソン先生もこんなこといってはります。
RT @freemiumjp クリス・アンダーソンのブログ「The Long Tail」が休止宣言。twitterに入りきらない長文書くときだけたまに使いますとのこと。きっとそういう方いま多いのでは。でもクリス……本の著者紹介にブログのアドレス、入れちゃってるんですけど……。
http://twitter.com/arcambooks/status/6666892113
文章こねこねして、1時間ブログに費やしてるうちに、10個はtweetできるのね。。。(俺の場合Bot気味だけど。。)
なので、「自分をメディア化する場合」に僕にとって最良のサービスになったわけです。
よく言われることですが、今後、情報が早く広く伝わるメディアは、既存のマスメディアから、Twitterへ移行していくはずです。
しかもRTやRE、List機能は発信源を特定したり、個人の関係性を表現できたりとFacebookやmixiにはなかったオープンな場でのソーシャルグラフ化にも成功しています。ここにも大きな可能性を含んでます。
(やっぱこういうシンプルなサービスでも相当考え込んでやってんだろうなあ。。。とかつぶやく。)
こういった理由ですでにブログ全盛期は終わりを告げるんじゃないかね?なんて思ったりしたので、くだんのタイトルつけてみました。
「たった、140文字制限にしただけのサービス」
とは言いませんが、このつぶやくという行為が世界を変えるとはっきり認識しちゃった感はあります。まじで。
iPhoneやDoroidなんかの汎用デバイスが発達し、大脳直結になった暁にはと考えてると、なまじっか想像してた世界が、にわかに現実身を帯びてきます。さて人類どこにいくやら。
人類初の10億ユーザと大風呂敷を広げてるtwitter陣営ですが、本気でgoogleと勝負できる本命になってほしいものです。
と、話はブログに戻ってw
ま、でもブログは先生がおっしゃるように、140文字で説明できないことはちゃんと書いてくつもりです。
文章力が衰えていかんようにも注意が必要ですw (すでに後退!?)
ということで、僕も主戦場はtwitterにうつりまーす。フォロー夜露死苦!
2009年12 月19日 (土) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
EbisuSoftってところからでてる、GoogleReader同期iPhoneアプリ。
以前使ってたNetnewsWireが改悪もいいとこで乗換。
newsgatorと同期してたころはGoodReaderだったのに、残念。
で、色々物色してたんだけど、このアプリ、日本製だとおもうんだけど、結構よくできてる。
一番気に入ったのは、画面の縦画面に固定できること。
どんなアプリでも思うんだけど、寝っ転がって触ってることって多いのね、iPhone。
いちいちくるくる縦画面と横画面がかわるのって結構いらつくので、これはいい。ってか、ほかのアプリはなんで気づかんのだろう。あほなのかな。
まだ出来たてほやほやらしく若干バグもあるけど、これからガシガシアップデートしてくれたらうれしいです。
2009年12 月11日 (金) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
皆さまお久しぶりですアーカム&28号の代表の畠中です。
2日から東京からパートナーのジュンが来て、MTG!飲み!MTG!飲み!MTG!飲み!の4日間が今まさにフィナーレを迎えようとしてますのでひさびさにtwitterでなく、ブログのポスト。
(まあtwitterもそないにやってるわけではないですがw)
とりあえず備忘録にもと、タイムスケジュールを書いておこっと(言える範囲でw)
12月2日
朝10時に新神戸で待ち合わせる。永井が時間通り着てて少しひと安心する。
某都市着。ジュンと会う。
某所まで電車で移動後、ランチMTG。意外にナポリタンうまかった。
某大手書店さんに訪問。1時間ほど懇談。
電車で移動し、店舗見学。タクシー待ちで20分ほど、道端で待つ。
帰り際にみそ煮込みうどんを食う。まじうまかった。
5:10の新幹線で神戸へ。途中、ビール片手に永井と引っかかりのあった事由共有MTG。ジュン爆睡。
神戸着。タクシーで永井とジュンとで自宅へ向かう。帰ろうとしていた永井を半ば強引に引き止めるw
自宅着。鉄平がこれでもかというばかりに、ミニカーで歓迎。ジュン風呂入ってゲストルームにチェックイン。でかかったトラベルバッグから解放される。
小一時間だべって、タクシーで三宮へ。1次会は東門の居酒屋で、3人3カ年目標MTG。
その後。。イマイチ思い出せないが、知り合いの店でだべる。
3軒目近所のワインバーで、一杯。そのころにはグロッキー→俺 ウーロン茶でごまかす。ジュンが永井にヴィジョンを語る。
途中で永井がおかんの呼び出しで帰り、30分ほど二人で飲む。
タクシーで帰宅。1日目終了。
3日
昼ごろに自宅でブランチ。舞の必殺手料理登場。鉄平のジュンの呼び名はじゅんじゅんに決定。
15:00から永井と3人でラボで買取28号開発進捗確認。
16:00にnomisugi2さんを新神戸まで迎えに行く。サーキット走行の話で盛り上がる。
ラボ帰宅。30分ほど、昨日の成果報告と今度の展望をホワイトボードMTG。
永井を残してカフェでnomisugi2さんとジュンとでMTG。
永井と合流後、タクシーで三宮へ。
会食の場所まで案内、五味合流。
会食スタート。nomisugi2さんからウルトラCのアイデア飛び出す。
2次会へ移動。ワインバーと思いはいったら、普通のバーだった。構わずワインボトルを3本ほど5人で飲み干す。
3次会 定番のLOFT101へ。初めてすたふとああいうとこ行ったが、めちゃくちゃ面白かった。五味の話で、ジュン涙ぐむ。
一時解散。nomisugi2さん、宿泊のホテルと正反対の東門街へ消えていく。
五味、永井帰宅。
ジュンと二人で高校の同級生の高田さんのBAR ASHIBEへ。ジュンの思いとか、そのルーツとか聞く。
もう一件。。という感じだけど、ラーメンで締めて、帰宅。
12月4日
昼ブランチ後、ラボへ。デスマッチMTG8時間スタート。
16:00 松尾来る。デザインMTG
一旦、ご飯に。永井、ぐっさんとのスカイプMTGの為、俺、松尾、ジュンの三人で居酒屋へ。途中道に迷う。
松尾と同人界隈の事情なんかのヒアリングとかしながら、刺身とアンキモを食う。
ラボに帰宅後、永井、俺、ジュンで23:00のリミットいっぱいまでMTG。もろもろの目標値決まる。
自宅へ。ドキュメント作成作業をしようとジュンに誘われたけど、さすがに疲れたので断念。へとへと。
この日は、25時就寝。とりあえず、仕事はこの日まで。
12月5日
ジュン、チェックアウト。朝食。今日は休みだけど、思いついたところで、ブレストしようと話す。
14時 ジュンの奥さんのエミちゃん迎えに新神戸にいく。時間が中途半端で北野観光できず。
ポートピアホテルのジュニアスイートの部屋へ到着。感劇。
エミちゃんからのトミカハイパーレスキュー隊のサプライズプレゼントに鉄平、超興奮。
17時 近所のステーキ桜井でご飯。うまかったー。
タクシーで元町へ。ルミナリエ見に行く。愛機EossKissで連写w
ホテルに戻り、部屋でワインを一杯。
鉄平が眠くなったので、帰路。
その後ジュンとエミちゃんはエンドレスに飲み続ける。
で、今ブログを書いてます。
いやあ、ハードな4日間でしたが、収穫は大きかったと思います。やっぱひとと会ってしっかり目をみて話すってのは大事な事なんだなあと改めて感じました。
nomisugi2さんやジュンのスタイルから学び、自分の経営方針も少し変りそうです。
人は財産なり。
そう思わせる2009年師走のいい思い出になりそうです。
2009年12 月 6日 (日) | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
向こういったら、もでさんが毎日放送してるので、それにあやかって(機材とかもうすげえしっかりしてるの。)
一番組もらおう。KTさんとか猫さんとかわぃわぃさんとかvoiteさんとか理都さんとか。
うーん、みててやっぱこういうのおもしろい。
これは、生放送の最終回。なつかしー。
生放送のエンドロール後のおまけ映像は、 古本屋でバイトしてる俺が、寝坊してバイトの先輩からの電話で飛び起きて、言い訳するってオチなんだけど
これの続きからつくらなくちゃなあ。
誰か出演してもらって、またCMつくろっと。
PSチャット表示をONにして見てみてください。バカなコメントばっかだからw
2009年11 月21日 (土) | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
鉄平をめぐちゃんにあずけて、日帰りで東京へ。
勤務地が護国寺になるので、西武池袋線あたりの戸建を物色。
神戸に住んでる感覚でさがしちゃだめだよって、ジュンに言われてたんだけど、通勤時間よりも家での「間合い」を優先ちゃいましたね。今の家の広さはやっぱほしい。
1日中そのへんの物件を見まわってきましたが、うーん、やっぱそれなりにいいものは値が張ります。
生活物価はそうかわらんとおもうのですが、住宅物価はやっぱ違いますね。東京。
1月からは雨にも負けず風にも負けず電車通勤です。がんばります。はい。
ちなみに写真は「豪邸」で検索してでてきた画像ですので、信じないように。
この前の「引越し」のエントリでも、「畠中さん、一軒家に住んでたんですか??」とか聞かれたけどあれもgoogle先生で「引越し」って検索してでてきた画像です。
2009年11 月 9日 (月) | 個別ページ | コメント (3) | トラックバック (0)
家族で。
正式には、プレスリリースにてご報告しますが、買取28号は東京のほうで運営していく次第となりました。
28号の考え方やプランを聞いてもらうのにもキーマンが非常に多いです。中枢の人々がおる場所ですからね。
アーカムの代表は残り、二つの会社の代表としてこれからは頑張る所存です。
神戸のアーカムブックスはNO2である五味君にある程度任せて、僕はアドバイザー的な姿勢に回ろうと思ってます。(これは、姿勢であって、代表者としての責務を忘れたわけではないです、立ち位置ですかね。いうなれば。)
この不況が下げ止まろうと、出版総崩れは始まったばかりなので、ドラッカー先生の言う「変革か死か」ばりに飛び込んでいく覚悟ではありますが。。
。。
最近、仕事の話ばっかでつまらん!
とか妹に言われたのでできるだけ、脱線ネタも書いていきますけど、当分は仕事にどっぷりな近況報告でした。
書けること書けないこと、ちょこちょこ増えてきました。このぶっちゃけブログもいつまで公式でいけるのかちょっと心配です。。
あ、たぶん、練馬区民になるかもw
2009年11 月 3日 (火) | 個別ページ | コメント (5) | トラックバック (0)
アーカム、28号の開発元のドリームブリッジの社長のコタと夙川プリスクールの代表、わったんと。
この日は、2件芦屋でMTG。(ミーティングね。)
夙川プリさんでは、17時から3時間みっちり話し込んで、かねてより、「一回飲みましょうよ。」ということだったので、芦屋の焼鳥屋で飲んできました。
コタとわったんは、たぶん飲みにいくのは初めてだし、これから取引するのは彼らなので、いい機会だと思ってセッティング。
わったんは古くからの友人で、知った仲。コタと相性よさそうなのは分かってたので、自分もゆったり飲んでました。
そーだなー、相性は大事だなぁ。
仕事にしても、結局は人の縁とパートナーシップで成り立ってるもんなんだとつくづく思います。
仕事をまわしてるのは才能とかじゃない。
友達も「僕は僕と僕の好きな人のためにがんばる」
って言ってたし、28号のパートナーのジュンもおんなじような事いってた。
今度僕の上司になる高橋さんはさらに何か悟った感じもするぐらいそこにはこだわってた。
うーん、難しい問題なんですよねぇこれほんと。
時にはそれも我慢して理解しあえるまで頑張るってのも必要だと思うし、かといって、そんな人たちばっかりが周りにいると、自分が疲れちゃう。
自分のまわりがYESマンばかりじゃだめだって事もいわれるし、逆に反対意見の人たちばっかりだとスタートアップもままならなかったりもする。
そういうのの解答ってわかんないですよね。本を読んでも、誰に聞いてもみんな千差万別、十人十色。
全然違う意見と見解がある。
結局のところ、自分で考えて最後はケツふけってことなんだと思います。
。。。ああまたいつもの癖だ。
脱線脱線。。
そんな話もぼつぼつ、昔話で盛り上がったり、まあちょっとスケベな話などに自重しながらアグリーしてみたりと、楽しいお酒でした。
WEB屋とクライアントの相性ってめちゃ大事なんですけど、僕達ならうまくいきそうな予感を3人実感しつつ、ギリ終電で帰りました。
ああ、ねむたい。。
見てくれはそのへんのチンピラ風情の二人w
2009年10 月28日 (水) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
先週から、また新しいポッパーさん(ポップを書く人です。。)も入ってきて、だんだんいい感じになってきてます。ひとことポップ。
http://www.arcam-b.com/tokushu/hitokoto.htm
ちょっと前に、コメント機能なぞぼつぼつ、コミュニケーション機能も入り、いいポップには、コメントがついたりして、以前の「ポップを書きました。で?どうなるの?」だった状態から、遊び方がちょっと増えたというか進化したというか、そんなのを感じてます。
で、そろそろ温まってきた感もあったので、お題を出してみました。
「今までで一番怖かった漫画のポップを書いてください。」
テーマを決めてポップを書いてもらうと、また違った作品がでてきておもしろいっす。最初はシンプルに喜怒哀楽系のお題で。
みなさんに趣旨が伝わるかちょっと不安でしたが、ちゃんと意味を理解して書いてくださってよかったです。3日ほどで100ポップ以上、怖い系の漫画ポップがずらずら並びました。
今参加してもらってるポッパーさんは、STICKAMの生放送からのお付き合いのある方が多いので、コミュでの遊び方をすごくしってるので本当に助かりますw
コミュニティのローンチ直後というのは、安定感のあるハイレベルな「ボケ」を提供していただける常連さんにはいつも助けられてるような気がします。感謝っす。
まあ、でも、ひとことポップを一番みてるのも書いてるのも実は僕なのですが、みなさんのポップが秀逸すぎて、読みたくなってしまう漫画が増えました。このひとこと経由でアーカムで自分買いした漫画、何セットかありますからね実際。
でもそうなって正解なんですけどねコミュニティを継続していく設計としては。。
ただ、やっぱポップのリンク先に商品の在庫がなかったりすると悔やまれますね。。
うちは、新刊古本両方やってますので品ぞろえに新刊、古本両方MIXしたような、商材を生み出し続ける仕組みをつくらいないといけないんだと思います。
まあ、でも、うちも中小書店です。限られたストックヤードなので在庫切れはどうしょうもないのです。
せっかく読みたくなって、買うボタンを押す気満々になってても、品切れの瞬間に萎えてしうと作品に出会うタイミングをなくしてしまいます。
。。。。
こういう時こそ、電子ブックって活躍するんだとおもうですよね。今すぐ読みたい!って気持ちに応えられるなら、「少々画像が荒くても構わんよ。安くて早くて、簡単にみれるなら。」っていうユーザの要望にはこたえられるんではないかと思います。
。。。ふう
あれ、なんだっけ脱線してしまいましたね。怖いポップ大賞の話だったのに。。。
そうそう、とりあえず僕はK.Tさんのこのポップ、山岸涼子 「わたしの人形は良い人形」に一票です。
うん、怖いw
もう人形とかいうてる時点で、さぶいのに、それに輪をかけて「捨てても無駄だから」ってwwww
で、そこからAmazonのレビューとか、2chとかみてみるとまた、いやーなレビューが多いんよね。もう2度と見たくないとかなんとかかんとか。。
でも、この本もアーカムにもなく結局Amazonで2200円とかで売られてました。
イーブックさんもパピレスさんもなかったし、携帯コミックのコンテンツを検索するエンジンとか知らなくてもうお手上げ。2000円はちょっとだせんので、かなり探しまくったけど、Amazonの中身検索しかみつからなかった。。
うーん気になる。。。
いったいどんな内容なんだろう。。たぶんごっついべたーな感じで、戻ってくるんだろうね。。人形ちゃんが。。。
おしまい。
2009年10 月17日 (土) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
買取28号、リリース後1週間経ちました。
思いのほか、お問い合わせ、β版お申込みをいただき、すこしほっとしてるとこです。
新刊書店さんからも数社お問い合わせをいただいており、たいしたプロモーションもしておりませんが、使う使わない別にせよ、28号、古書併売に関心をもっておられる書店さんのニーズは確認できました。
今後、ひさしぶりにスーツを着て、書店さんまわりの営業にでます。
新卒ではいった会社以来で、すこし緊張してしまいますw
営業方法や、お客さんとの接し方など、昔を思い出しつつ、今ある知恵を絞った結果なんですが、営業の極意というものは、ひょっとすると、「相手の利益になるためにはどうしたらいいか?」を心の柱にして、挑むべきなんではないかと思ってます。
こちらから商品を提案する都合上どうしても「売らんかな」の気持ちがはいってしまうとお客さんは、違う角度から会社をみてしまうとおもうんですね。。
なので、営業とは、「商品を売るにあらず、顧客の問題を解決するため、顧客の利益の拡大を最大の目的として行動するべき」なんではないかとおもったりしてます。
まあ、やってみてみないとわからんですけど、駆け引き内なしに、そういうことを真面目に考える営業マンをもう一回やってみたいと思います。営業として、自分の知りうる中古ノウハウを無償て提供する。
業界全体に古書併売ノウハウを浸透させるつもりで、書店さんとはお話していきますので、何でも聞いてくださいねw
2009年10 月11日 (日) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
ちょっと、ひさしぶりにアーカムのことを。
6月リリースしてから少し、28号まわりなどで、バタついてて遅れ遅れになってた「ひとことポップ」ですが、ようやく次の機能がつきました。
知らない人に簡単に説明すると、30文字以内で、作品のポップを考えて、投稿する遊びです。この30文字っていうのがポップには最適な文字数なんですね。これを超えると、読まなくなる。
ずばっとひとこと。みたいな意味合いですかね。ヴィレッジヴァンガードの社長の菊地さんの言葉でいうなら、「(ポップは)考えるな!感じろ!」ですかねw
さて、その新機能ですが「コメント機能」といって、ポップに対して、評価やコメントを付けれます。
こんなんです、実際のものは。
僕のサンクチュアリの「生きた人間を作る!」に対してのコメントが小窓で開いてます。
ちなみにこのコメントも30文字の制限あります。
今まで、自分で書いて、眺めるのも結構たのしいのですが、書きっぱなしの放置状態になってしまうので、後が続きませんでした。とてつもなく、センスあるポップがたくさんあるのに、評価なしってものなあと思い。
ちょっと色々コメントつけてまわります。ちなみに本気でおもろいポップにはポイント上げようとおもいます。コメント欄に「100pt」とか書いてたらアーカムで使えるポイントこっそり付けておきますので、「ひとことポップ」使った事ない人も試してみてください。
ひとことポップの説明や使い方はこちら
http://www.arcam-b.com/content/howtohitokoto.htm
ちなみにβ版大会の優勝者はNOTさんのこれ。
いいですね。非常に長編マンガを読む際の、心構えみたいなものを思い出させますw
そのほかの名ポッパーはこちらです。
http://www.arcam-b.com/content/aaa.htm
そうなんですよね、まともな人間が狂うとそうなるはずなんです、あの狂気の中で冷静でいられる高松やゆりっぺが信じられん!
と、思いましたw
で、大賞3位のK.T.さんのは読みたくなる正統派ポップ↓
不安の種は前々から怖いと聞いてたのですが、K.Tさんのほか、ジャネットジャクソンさんもひとことポップで恐怖を語ってたので、これは本気で読みたくなりました。残念ながら現在アーカムでは品切れですので、入荷メール登録しときました。。
こういった具合に、30文字ですが、絞れば作品の本質がみえてくるようなポップもあったりで、長文レビューにはない味わいが出てるんですよね。
それに、登録する作品を探しているうちに、普段は目に触れないような作品にも出会える可能性があってお客さんにとっても、アーカムにとっても(笑)アクセスが増えていいことだと思います。
2009年10 月 7日 (水) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
長らくお待たせしましたアーカムの新サービス「買取28号」リリースしました。
http://www.arcam-b.com/k28p/
アーカム、アマゾンのデータを多角的に計算し、本、CD、DVD、ゲームなどの買取額を自動算出し、提示する仕組みと、その買取した商品を簡単にアマゾンにアップロードする仕組みを有してます。
要は中古商品の買取・販売システムですね。(WEBサービスの。)
この28号を新刊書店さんに使ってもらって古本を扱うことで利益率の改善に役立てていただきたいと思ってます。
また、すでにWEBで販売していらっしゃる古書店さんには、より使いやすい買取・出品システムとして進化させていきます。
10年前、小さいお店でしたが自店アーカムで古本併売を始めた際、絶版品から最新刊まで棚にごちゃまぜで取り揃えた結果、粗利益率が20%ほど増し、新刊の売上にも貢献したデータがありました。いわゆるパウエルズブックスのはしりのようなお店でした。
あれから10年。古書併売のお店、ネット系古本屋など本を販売するチャンネルというものは、マンガ喫茶、レンタルコミックを含め10倍以上になったといわれております。
パイの奪い合いの中、書店業界はまったなしの状態です。僕が考えるカイゼン計画の第一は利益率の改善だと思います。
で、その次に控えているのは、脱本屋路線とWEB化だと思ってます。
中小の書店が自分たちの理想の本屋を取り戻すためには、本の利益率を補う商材と販路が必要なのです。ヴィレッジヴァンガードはそれを雑貨に求め、ジュンク堂は専門書に求めました。
アーカムではWEBに活路を見出し、全国から集まる中古商品と格闘しております。
脱本屋の意味は、「本以外の商材」を見つけましょうということです。
小さいお店なら、店主の趣味やコダワリ品などから派生した本や商品。
中堅どころははやり雑貨の導入でしょうか。ヴィレッジを研究し、中古を織り交ぜた商品の幅で対抗するといった戦略はどうでしょうか?もしくは28号のシステムの延長には、雑貨や家具、玩具などの買取まで視野にいれているので、総合リサイクルへの道もあるのだと思います。
また、本屋の集客力を生かして、広告スペースの提供や店内イベント会場などの貸出など場所貸しビジネスなどもありかもしれません。ここでも「本」以外の儲け方の可能性があるのです。
本を売り買いする事だけが本屋ではなく。情報の担い手としての意識を取り戻し、扱う商材については今までの商習慣をリセットして、考えるべきだと思います。
また、世界のEC化率(ものをネットで買う比率)は年々上昇していきます。伸びている市場で闘うという経営の基本に従えば、WEBへの参戦も必要になってきます。
さらにこういった記事も。
電子書籍が、紙の本を超えるのは欧米の出版関係者の多くは2018年あたりではないかと予測しております。この先10年後まではゆるやかに紙の本(プリントメディア)は減少していき、18年前後に急速に萎んでいく可能性もあります。
そういうパラダイムシフトを迎えている出版ビジネスのなか、書店も商売自体の構造を変化させていかなければ、あと10年で確実に「産業」と言える規模を保てなくなります。
ネットを中心として進んでゆく、コンテンツのデジタル化に巻き込まれてしまう最後の犠牲者は「本」です。
それに流れにそって死んでいくのも良しですが、僕たちはまだ30年以上もビジネスに携わらなければいけない30代です。10年やそこらで書店ビジネスが死んでしまっては困ります。
だから、アーカムとしてできることは、28号を軸として、さまざまな書店再生メニューやノウハウを積み上げていかなければいけないと思っております。勝手に責任重大な気持ちでいっぱいです。はい。
それと応援金。
これは正式には作家応援金といい、出版社などでなく、古本収益の一部を作家に直接還元したいと思っております。
28号計画着想時は出版社や関係者にも還元できる仕組みを考えておりましたが、基本的に、書店さんから出るお金ですので、やはり、作家さんにもプラスになり、かつ書店の販促などに役立つような使い方が現段階ではベストなんではないかと思われます。
作家と書店をつなぎ、「出版→取次→書店」といった既成概念にとらわれない、新たな創作活動や新たなマーケットを創造していくよう活動してまいります。
こういうことを考え出したのが、2005年ぐらいでしたので、足かけ4年、迷いながらですがシステムは完成しました。
ここまでたどり着きようやくスタートラインに立てたところですが、困難は山積みのようです。
逃げようとおもえば逃げれますが、10年前の僕に嘘をつくことになりますので、歯を食いしばってすすんでみます。
業界の淘汰と再編とニューウェイブの登場。パラダイムシフトの渦中へ進みたいと言ったのは自分の意志です。
なにか真理をつかんで、じじいになったとき「あー仕事したなー」って働きマンのセリフみたいなことを言ってみるのは夢になってきましたw
おしまい。
来週から書店さまのお店へ訪問攻撃させてもらうやもしれませんのでよろしくです!
PS ちょっとこれからは緩めの記事もいれてきます。
2009年10 月 6日 (火) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
新刊書店に28号を導入する際、一番厄介というか、思案しなければならないのが取次さんです。(厄介という言い方は失礼ですね。)
28号導入は古本を扱い書店の粗利を向上させるのが目的なのですが、新刊と併売して、集客も見込め利益を取るためには、取次さんから新刊もいつもどうり納めてもらわなければなりません。
新刊あっての古本。僕はアメリカのパウエルズブックスのような本屋さんを理想と思ってます。
新刊も古本も併売しつつしかも、棚の陳列も区別せずごっちゃにおいてます。
Amazonが2002年(だっけ)にマーケットプレイスを開設してから日本で急成長したのを見るにつけ、ほしい本を古本、新刊両方から選べる仕組みが顧客のニーズにどんぴしゃマッチしたんだと思います。
他の書店も、リアル、バーチャル含め、Amazonのスタイルでこれからは本を売らんといかんのです。すでにそういうサイト(Amazon)があるわけですから。
ただし、リアル書店で売る場合、何個か問題点がありますがこれが一番大きいのではないかと思います。↓
●ごっちゃに売ることで、返品に古本が混ざる可能性がある。
問題の当事者は取次さんです。
これは併売の一番の問題かもしれません。併売することで、古本を新刊と偽って不正に返品をする可能性があるという主張です。
古本と新刊の区別はスリップがあるかないかしか見た目区別できません。
10円で古本を買取して、スリップ突っ込んで返品してしまえば、お客に売らなくとも、儲けることができるぜ!というよからぬ本屋も出てくるかもしれません。
ただ、これは信頼関係といいましょうか、モラルの問題のような気もします。間違いで新刊の返品に古本が混ざることはあっても、故意に返品してしまう本屋であれば、どっかからきれいな古本を買ってきて、スリップ突っ込んで返品することも可能ですので、実際には防ぎようがない事です。
タグや独自バーコードの張り付けなど、方策はないこともないですが、多大なコストをかけると、双方利益が吹っ飛びます。
時代の流れはもう併売おっけいの時代。というかそうでないと本屋は生き残れません。なので、信頼関係を重視して、ここは取次さんに、返品に関しては双方のチェック体制を強化して、しのぐ方向は模索できないかと思ってます。
事実アーカムでは10年併売してきましたが、返品に古本が混ざったのは3冊程度でした。
スタッフに店での一番大事な仕事は返品時の古本チェックだということを口を酸っぱくして言ってきたからからですが。
ただ、併売導入に関して、取次さんにもメリットがないといけないと僕は思ってます。
なので、
正味価格(卸価格)の変更
返品率の規制
この2点を併売導入時に書店と再契約してはどうでしょうか?
出版業界で(特に新刊流通で)問題になっている返品率を規制するかわりに併売を許可する。
また、利益率の高い古本を扱うわけですので、新刊商品の粗利を若干低くする代わりに併売を許可する。
この2点をDJのミキサーでいう縦フェーダと横フェーダのように微妙に調節しながら、取引しバランスを双方協議してはどうでしょうか?
双方にメリットがでてこそ、長続きするものだと思ってます。
今、フタバ図書さんなんかでも併売の取り組みをしておられますが、古本コーナーと新刊コーナーは別です。これはお客さんにはあまりメリットがないように思われます。
売れる本棚は新刊、古本ごっちゃの棚です。
一度検討してみてもいいのではないでしょうか。
2009年9 月16日 (水) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
たけくまメモにこんなエントリがアップされてました。
漫画家須賀原氏とのブログでの論戦の結果報告エントリなのですが、文中に出てくるたけくま氏のデジタルコンテンツの配信事業についての意見が非常に面白いです。というかインターネットを分かってる人だなあと。
以下たけくまさんのブログから引用。
須賀原洋行氏のご批判について(1)
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-09de.html
いい機会ですので、ここで出版のダウンロード配信についての私見を書きたいと思います。自分は、インターネットは「宣伝媒体」としては超有効だが、「データをダウンロード販売して直接お金に換えること」においてははなはだ不適当なメディア・インフラだと考えております。いくつかの例外を除いて、デジタルデータのダウンロード配信のビジネス化は、ことごとくが失敗の歴史であり、その最大の理由は、「人は、“かたちのあるもの(本やグッズなど)”にはお金を払うが、“かたちのないもの(デジタルデータ)”には払いたくないもの」だと思うからです。
須賀原氏が美談のように書かれている「ネット配信はほとんどが赤字であり、ネットだけでは全然儲けが出ないのだ。それでも、近未来のマンガ界のためにネットに先行投資してきたのだ。」という苦しい実態は、当然のことだろうと考えます。従来の出版ビジネスの延長で「ネット配信で儲けよう」と考える時点で、おそらく無理があったのです。従来の価値観でネットをとらえる限り、利益を上げることは困難でしょう。
ダウンロード配信の課金ビジネスで成功したといえるものは、今のところ「音楽(iTunes、着メロ)」「エロ動画」、「ケータイ配信の(エロ)マ ンガ」、一部のネットサービス(ツール系PCソフトウェア販売、オンラインゲームなど)くらいではないでしょうか。それ以外、従来紙の本やDVDなどで販 売されていたコンテンツ(マンガや小説、ドラマ・映画など)のダウンロード課金システムは、ほとんどビジネスになっていないはずです(私が知らないだけか もしれません。他に成功例があったら教えてください)。
自分は、佐藤秀峰氏の自作マンガのネット配信を、興味を持って見ておりますが、ビジネスとしては、残念ながら成功する可能性は低いのではないかと考 えています。理由は上に書いた通りで、普通の読者は「ネット・コンテンツはタダ」という心理が強いからです。自分の考えでは、ネット上ではあくまで無料で 作品を読ませ、紙の本を売るための宣伝に徹したほうがいいように思います。
この一連の文章を読んでこの前、読んだ本を思い出しました。
新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に | |
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アーカムしゃちょう日記「新世紀メディア論 小林弘人著を読んだ。」
http://arcam.typepad.jp/arcamstaff/2009/08/post-cc1c.html
僕はこの本を読んで以下のように解釈したんですね。
「雑誌を作る人はコンテンツを編集できる。しかも非常に優秀。」
ただ、作ったものを売るのは、既存の流通モデル(出版社―取次―書店)に乗っけるしか 考えてなかった。
時代の流れでWEBにも流そうとするけど、収益モデルが「広告と読者課金型」しか思いつかない。
コンテンツを作って、儲けるということに、とらわれすぎて本当は、ECもアフィリエイトも、マーケティングデータもごろごろ換金できる要素はあるのに。。。
僕が理解できる範囲になりますが、たけくまさんのこの記事と、小林さんの本で共通するのは、
インターネットの出現で今までの出版の既成概念や、流通の仕組みに全くとらわれてはいけないということだと思うのです。
なんか子供の感想文みたいなのですが、
「モノを作る→流通させる→収益を得る」という当たり前の構造が通用しなくなる。
編集や作品創造の価値をそのまま、商品として流通させること自体が、ネットのもたらすフリーコピー時代(コンテンツ無料の時代)を控えて通用しなくなってきてる。
出版業界もこの何百年も続いてきた構造自体を根本から否定するぐらいの変化が必要なんだと思うんですね。
。。。
たけくまさんは、マンガ産業の衰退は本質的にはマンガ喫茶や新古書店の隆盛でなく、長期連載にみられる質の低下であるとおっしゃってます。
以下、また引用。
たけくまメモ マンガ界崩壊を止めるためには(5)
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_fbbd.html
俺の持論を書きますが、ゲームやケータイはともかく、売り上げ減少の責任をブックオフやマンガ喫茶に押しつけるのはバカげた議論で す。ブックオフやマンガ喫茶の台頭を許したものは、80年代から顕著になったマンガの長期連載化です。いつまで経っても主人公が試合していて、ほとんどそ れだけで40巻も50巻も単行本が出続けるという現状は、狂っています。これではマンガが売れなくなるのは当たり前です。俺みたいなオタクはともかくとし て、普通の人は同じ題名のマンガで本棚を全部埋めたりしません。出版界は、目先の利益を追求してヒットマンガの際限なき連載引き延ばしを図り、結果として自分の首を絞めたとしか思えません。
マンガはブックオフで購入して読んだらまた売る、あるいは会社や学校からの帰宅途中でマンガ喫茶に寄って数十巻のマンガを少しずつ読んでいく。こういったライフスタイルが定着したことは、そのままマンガの売り上げ減少に繋がっていることはその通りです。しかしマンガ読者の減少を示すものではありません。単純に、読者の生活の知恵として、
マンガは、買ってまで読むものではなくなっている
。。。
まさにその通りだと思います。あの巻でおわっときゃ名作だったのに。。と思うような作品はいっぱいありますし、30巻も40巻も作品を集め続ける気力も読者にはなくなってきてるのではないかと思います。だから新刊でなく、中古で。さらにはマンガ喫茶やレンタルですまそうとする。
マンガ文化の裾野は広がってるけど、マンガの長期連載が読者の購買ニーズと合わなくなってきちゃってると。
ただ、一点僕が意見を言わせていただくと、中古マンガのWEBでの流通量というのは半端ではなく、やはり、中古品からの利益還元というのは必要だと思うんですね。
雑誌や情報集約系の編集本の為でなく(彼らはほかに稼ぐ手だてがある!)、
小説やマンガなど「作家」の為には。
中古本という2次流通を担うものとして流通下流からの自発的な利益還元は成立させたいと思います。
正解かどうかともかく、それが僕の中での「既成概念にとらわれない」の一つです。
まだ色々いいたいですけど、まとめきれないのでこれだけにしておきます。
たけくまさんとも一度じっくりお会いしてお話してみたいです。。
2009年9 月 2日 (水) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
この前のエントリは28号からの還元理由についてでしたが、今回はその使い方について僕が考えてる事をお話しようかと思います。
現在、マンガ雑誌の低迷で、新人作家さんの活躍する場が減ってきております。
漫画家の佐藤秀峰さんの考えのように今後、活躍の場がWEBに移ってくると僕も思うのです。
ただし、マンガを描くにはそうとうのコストがかかります。原稿料が必要になってきます。
その原稿料を古本の利益の一部「応援金」の中から賄い、連載をしてもらうという考えはどうでしょうか?
仮に3000店舗のお店が28号を使えば、(仮にw)月額2000円の応援金でも、月間600万円の原稿料が捻出できます。
それを原資に作家さんに連載をお願いするわけです。
ただ、条件として僕が作家さんにお願いしたいのは、「ユーザの作品2次利用権」付で、掲載許可していただきたいのです。
前々からの僕の自論で、デジタルコンテンツはいずれ、フリーコピー(違法コピー)の時代になり、コンテンツ自体の価値は限りなく、ゼロになるのではないかと予測しております。
もちろん、これから、有料課金制の書籍の全盛期が訪れるわけですが、その先、(僕の予測では五年後)には、有料制のコンテンツ配信事業も峠を迎えるのではないかと考えています。
現行の著作権では複製する権利も守られていますが、このインターネットの時代にその制度は全くそぐわないものになってきているが事実です。
要は、データやコンテンツはコピーを防げない時代です。
そこでコピーされてこそ、改変されてこそ著作者に収益が戻っていく仕組みというものを今から研究していかなければいけないと思ってます。
話は電子コミックの販売に戻りますが、改変を自由にすることによって、アマチュアを含めたクリエイター予備軍のユーザたちが、多言語化、フラッシュアニメ化、スピンアウト作品、途中から話が変わっていくサブストーリーなどなど、考えようによっては無限に作品が派生していく可能性があります。
そこから新たな力を持ったクリエイターを生み出す土壌が作れればいいのではないかと思っています。
ちょっと脱線しますがこの「生みだす力」考えはジョナサン・ジットレインの「インターネットが死ぬ日」を読んで、反芻してたどり着きました。
規制がインターネットを殺すというのがジットレインの自論でありますので、ここは著作権が良作を殺すと言い変えるのべきなのでしょうか?過激ですかw
インターネットが死ぬ日 (ハヤカワ新書juice) | |
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また話は戻って電子コミック販売。
2次利用作品の画面表示イメージってこんなの作ってみましたけどいかがでしょうか。。(汗
(C)講談社 岩明均
オリジナル作品と、二次利用したMAD、サンプリング作品には親子関係を持たせ、アクセス回数を記録する。そして事業の全体の利益(広告、物販、電子コミック販売など含め)を分配するという仕組みはどうでしょうか?
会社の利益を分配する。
作品個別の課金方式でなく、アクセス回数により、事業全体の収益を分配する仕組みに変えるわけです。
つまり、作品が自由に閲覧されるごとサイト全体のアクセス数が増え、作品そのもの以外の収益から作家に分配するという仕組みです。
もちろん、アクセス増=人が集まる場所=収益はかならず発生できる。
という今までの、ネットビジネスの要素は含んでいます。
そして、人が集まれば次はマッチングビジネス、直販が収益の柱になるコミュニティの創設を考えてます。
それはまた書きます。
2009年8 月29日 (土) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
今また東京へ向かってる途中の新幹線です。おひさしぶりです。
今回も28号の事業の説明を某社にしてきます。
前回東京に行って戻ってきてから、28号の先の展開だったり、思想についてよくよく考えてみました。なんで僕が28号にこだわり続け、作家に利益を還元するかもう一回自分の中でまとめてみました。
1 インターネットを流通する中古本を目の当たりにして
再販制度のあだ花である古本がWEBという活動領域で、新刊業界に引けを取らないの流通網に乗り、販売されている。
例 ) AMAZON、ブックオフ。
古本が売れすぎて、「再販→返品制度」の新刊販売システムに支障をきたしている。ネット時代以前には今ほど古本が脅威ではなかった
ネット時代以前ですと、古本といっても、店舗での販売でした。それが、WEBサイト、しかも1極集中するヤフオクやAmazonマーケットプレイス、はたまた弊社のような独立系のオンライン古書店などで、流通されるようになり、検索性の向上というのでしょうか探せばすぐほしい本が安く手に入る環境ができあがってしまいました。
以前なら古本屋1軒、2軒まわって在庫がないなら新刊を買うところです。でも、今はモノを捨てずに再利用する時代。本は廃棄されずにインターネットをぐるぐると廻り始め出したのです。
これは、古本で利益がでたとしてもいずれは1次マーケットである新刊本が売れなくなれば、古本業界も新刊産業の副次的、2次的マーケットですので業界としては利益を書き手に還元する循環型のモデルを確立できないかとおもったわけです。
2 本がデジタル化することにより、コピーの容易性に拍車がかかり、フリーコピー時代(コンテンツが無料になる時代)が5年~10年で到来する。
コンテンツ無料時代にクリエイター志望者を減らさずに良質な作品を生み出し続けることができるか?
出版社のコストダウンに押され、つまらない作品が続出。文化の衰退。
↓
生み出す力(クリエイター)を保護する仕組みや出版システムが必要。
↓
今、アーカムでできることは新刊と古本併売用の在庫管理、査定システムを
書店に提供し、利益の一部を作家に還元する仕組みを提案すること。
なのです。はい。
特にこの2番目の問題が、自分の中で解けない、わからない部分です。まあ、世に出回るデジタルコンテンツ関連の書物でも正確な答えって書いてないですし、みんななんとなく憶測で、言い合ってます。
ネットが出てきた時点で平面の創作物はすべからく、コピー可能であり、それがたとえ世界の片隅でコピーされようとも、劣化しないデジタルコピーはコンテンツ自体の価値を減少させていくんだとおもうんです。
音楽業界などにしても、同様のことがこの10年で起きており、USレコード産業はすでにコンテンツ自身で儲けることをあきらめてしまっているという記事もみたりします。
「コンテンツ」自体の収益モデルから、ライブやグッズを中心とした、デジタルを広告とした、コピーできない商品を売る事にシフトしていってたり。カラオケとかもライブの亜種だと思うし。
たしかに音楽はライブがあります。バンドや歌い手にキャラクター性を求めることは容易です。
ただ、漫画家とか小説家ってどうなんだろうかと思うんですね。作家自身がいままで前面に出る事はなかったし作品のキャラクターのほうが読者の心には刻まれていることだと思います。
マンガや小説はコンテンツ以外の価値を見出す事が難しいんですよね。
ちょっと話がそれますがYouTubeなどでは、ビデオIDという、映像指紋技術みたいなもんを使って、違法にアップロードされた、映像を検出する技術をもってます。
単に違法コピーを削除するのでなく、そこに適正な広告を差し込むかそうでないかを著作者に判断してもらいうという広告モデルを模索中です。
従来のテレビ型の広告モデルであり、それがフリーコピー時代にあった収益モデルの一つだとは思うのですが、まだほかにもあるのではなかと思います。
僕は、「2次創作の活用」、「書き手、読み手が直接つながること」で出版パラダイムシフトが起こるなか新たなビジネスモデルを模索できないかと思ってる次第です。
フリーコピー時代にアーティストはいかに活動を続け、良作を生み出す土壌を僕たちが提案し続けれるか?
こんな思いがひしひしと強くなって、止まらなくなっちゃったんですね。一介の古本屋ごときがw
その先を知りたいという探求欲。ビジネスマンとして、社長としては、それをぐっとこらえて本業に専念するべきなのですが、どうしても知りたいし、その渦の中でかかわっていきたいという欲求が強くなりました。
今日から1週間そんな思いと事業計画を聞いてもらってきます。
がんばります。
2009年8 月25日 (火) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
色々でましたから。
twitter風に。
さ
て、
全然関係ない話ですが、大学のときの友達のサイトをしこしこ作ってました実は。
いわゆる悪友だった彼も、今では立派な園長先生してます。
元々、すごく優しくて、もし来年、山にこもる(スノーボードで)時も彼とはいっしょにいたいなと思うぐらい人間できてましたから、今もいい感じなんだと思います。
(スノーボードで4カ月も5カ月もいっしょに友達と暮らすと最後はもう「来年は、ええかな。」とか思うんですけどね、普通。)
一緒に滑ってても、安定感とか、ぶっ飛び加減はマネできるもんではない才能もってましたから、彼。
ハマーのライダーで結構活躍したらしいですけど、その時はもう確か僕は起業してたんじゃないだろか。。
さて、そんな彼の経営する幼稚園。このサイトです。ばばん。
夙川プリスクール
ちなみに一番したの品のあるお子様はうちの息子の鉄平ですw
WEB時代の幼稚園はどのような進化、変化を遂げるのでしょうかね。楽しみです。期待してます!
2009年8 月 7日 (金) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
さんまと大竹しのぶの共演の映画です。はい。
中学の2年生のときに、野球部の連中と見に行ったんすよね。たしか、7~8人で三宮に繰り出したんではなかろうか。
しかも、まだ三宮の地理に疎く、「三劇」で待ち合わせな!っと軽く約束したのが運のつき。
結局たどり着けず、僕は一人でみれなかったはずなんですw
あれ?誰かいっしょにいたっけ。まあどっちでもいいんですが、情けない青春時代でした。。
タイトルと無理やりくっつけますが、いままさに、「いこかもどろか」そんな状態です。
28号です。
この仕組みは、本の買取査定の仕組みとAmazonへ出品する仕組みがくっついたようなWEBサービスなのですが、それのリリースに躊躇してます。
中古商品のサービスだから中古屋さんにだけ使ってもらおうとは思ってません。
このサービスのひとつの目的は書店さんに中古本と新刊本を併売してもらうことを前提としてます。
生き残りをかけて使ってもらいたいのです。
僕自身、商売を始めて最初に出くわした困難を古本を扱うことで乗り切りました。
その時は、どうしても売上が上がらず新商材を模索していた時でした。
買い切り商売を体験したことがない人間にとって、在庫管理や値付けの感覚がないんですね。
新商材を扱うのは危険です。なので、僕は古本を選びました。商品のノウハウはあるし、新天地のWEBとも相性が良かったですし。
それと同じ事をもっと大きな書店がすればいいのに。。と15坪の本屋でひっそりと思ってた次第です。
まあ時代が違いますので、中古本だけで、僕は今の本屋が救われるとは思ってません。
ただ、そういうことを発表するわけです。しかも、超大手さんが同じようなスキームを発表する前に。
当然疎まれる存在でしょう。なかには冗談で「刺されるよ、君w」とか言ったりしてくれる仲間がいたりと緊張感もクライマックスです。
28号自体も、まだ査定と価格比較の部分のβ版が完成したけど、出品がまだ。
そこまでに、まだまだ投資も必要です。
まさに「いこかもどろか」です。
ほんとに10年たっても今も昔も考える事はまったくいっしょで。。
WEBと出会って、親父の本屋を継いで。思う事は
紙の本はいつかなくなるから本屋は変わらないと。。
そう思いながら、自分でできることを模索し始めたのが、2006年ぐらいから。
ようやく、投資できる余力がでてきた頃でしょうか。それからは、毎日、メディアの未来とか漫画の未来とかばっかり考えるようになって。
やっぱりでてきたのは自分の経験値からしか生まれなくて28号w
止まっては考えまた歩き出す。そんな数年を過ごしたような気がします。
その28号のプレスリリースを来月打ちます。いや打つ予定です。
まあプレスリリースで賛否両論になった場合、受け止める余力がアーカムにはあるのか?
という躊躇ですね。いこかもどろか。
まあ、でもよくよく考えて結論だしてみようと思いますが、こういう長年の思いをぶつける日が来たという意味では、長い人生でもまあ、めずらしい体験なのかもしれません。
2009年8 月 3日 (月) | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
インフォバーンの代表の小林弘人さんの本です。
新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に | |
バジリコ 2009-04-03 売り上げランキング : 6177 おすすめ平均 オープンマインド、グローカルシンキング 羊頭狗肉(笑) 面白いです。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
積読でほったらかしになってたんですけど、ポット出版のデジタルコンテンツをめぐる現状報告を読んでて、小林さんが出てきて。
で、対談が結構過激。ポット出版社長で、インタビュアーの沢辺さんがてんてこまいしてます。。
「お、この人面白いねんや。」と思って、積読の山から取りだす。
一気に読んだけど、こ れ は 面 白 い 。 なんで読むのを途中で辞めたのか不思議w
出版の業界に身を置き、ここまでWEBとはなんたるやを知る人も少ないんではないでしょうか?
中小出版社の生き残りの方策もはっきりと書いてあって、しかも明確です。
詳しくは書きませんが、雑誌を作る人はコンテンツを編集できる。しかも非常に優秀。
ただ、作ったものを売るのは、既存の流通モデル(出版社―取次―書店)に乗っけるしか考えてなかった。時代の流れでWEBにも流そうとするけど、収益モデルが「広告と読者課金型」しか思いつかない。コンテンツを作って、儲けるということにとらわれすぎて本当は、ECもアフィリエイトも、マーケティングデータもごろごろ換金できる要素はあるのに。。。
といった事をおっしゃられてます。
たしかにその通り。車の雑誌とかファッション誌とか雑誌を見ていつも思ってたのですが、
「これだけのコンテンツの編集能力があれば、そうとう数のPVを稼ぐんだろうなあ」なんて。
ただ、その換金の方法っていうのは、WEBを熟知してる人だからこそできるのかもしれません。
編集能力とWEBのノウハウや技術。たがいに持ち合わせるのは無理なんでしょうかね。。いやあ、若い編集者は気づいてると思うのですが。。
さて、勇気のわく、一冊でしたが、1点もうちょっと知りたかったなあというところが。。
小林さんの本文で語られるメディアとは雑誌や新聞などの情報集約型のコンテンツを指して話が進むのですが、近い将来、「作品」としての読み物が無料に近づいた場合、どのような儲け方があるか知りたかったです。僕はコミュニティだと思うんですが。いかがでしょうか。
レスこないかなあw
2009年8 月 3日 (月) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
うちのNO2の五味。
(写真はOSMCに行こうとしてラボにサイフを忘れた五味)
今日、ECの会議で、結構色々問題が出てきた。
売り上げのこと、28号の営業のこと、お店の事。
この前まで、いがいがいしてたんだけど、この前仲直りして、今は再び頼れる男に。
このいかんともしがたい人間模様っていうのは、会社が大きくなる過程で、みーんな通る道。
ときには切り捨て、時には、追い越され。
でも、信じるという選択肢もあって。。
迷った挙句結局、組織って人だって思い出して。
ありがとうの反対は
「やって、当たり前。」
ブルークの青松さんのことばが残ってて良かった。
これからは、昔の強かったアーカムが戻ってくると思います。
2009年7 月30日 (木) | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
今日は、アセンスのタガヤさんに誘われて、大阪で飲み会。
関西圏のごっつい社長たちが集まるとのことで、「畠中くんもおいでよー」と誘っていただきました。
年商数十億の社長さんたちと居酒屋で。気遅れしながらも、一生懸命お話についていってるはずでしたが、最後のほうは酔いも手伝い、完全にフォロワーでした。
自問自答しながら、迷いながら経営してる自分と比較して、パワフルな社長さん達を前にすると、ただただ聞くだけ。
しまいには、「畠中くん、元気ないね~」って言われてしまいました。
そう、僕は気持ちがすぐ顔に出るので、ばれたんでしょうね。
あれはつらかった。
2次会の席もあったのですが、電車のことも考えたりして12時前で退散。
完全に退散でしたね。あれは。
本当なら、ノリノリで2次会もついていきたかったけど、そうさせない自分の気持ち。
自分自身が、「あ、ついてけてない。」って感じたのだと思います。
帰りのタクシーの中、「ついていけない」理由はなんだったのか、ぼーっと考えてました。「経営者としての覚悟なのでしょうか、戦略なのでしょうか、利益なのでしょうか。」
うーん、どれでもないような気もします。
ただ、まだ「悔しい」という気持ちだけははっきりありました。
ここ最近は、いかにテコの原理をうまく働かせるか?みたいなことを、組織だったり、サービスだったりに応用しようと考えてました。
それはそれで、今まで学んだ技法ですので、間違ってはないと思いますが、「ハート」も大事だと気づかせてくれた、そんな飲み会でした。
悔しいから、頑張る。
それでいい。
昔はそんな気持ちで商売やってた時もありました。そんな瞬間がまたよみがえってきました。
もう一回泥にまみれて必死で商売してみようと思います。
2009年7 月24日 (金) | 個別ページ | コメント (8) | トラックバック (0)
から帰ってきて2日目。
某社の社長と会談したり、漫画家の佐藤秀峰さんと飲みに行ったり、不動産関連の大物と会ってみたりと、色んな人と会ってきました。そして、アーカムのお話をしてきました。
音楽業界が10年かけてたどってきた軌跡が、出版の業界では今年一気に押し寄せてること、例えば、非再販本がでたり、Googleが電子書籍に本腰だったり、うちのような古本屋と新刊書店が融合していくことだったり。
自分が未来はそうなるんだろうなあと思っていることはみなさん重々承知でして。
自分が気づてる事は皆も気づいてたわけです。
しかし、変えられないジレンマ。
そんな雰囲気を感じました。。
将来はたぶんこうなるんだろうなあ、、ってのは分かります。でも。。変えられない。
そんな一人のうちなんだなあって気づいた旅でもあったわけです。
前のエントリもセンチですが、今回ももっとセンチなことを言ってしまってるんですが、それでも、業界の末端で業界を良くしたいと思う気持ちは強くなる一方です。
漫画家の佐藤さんがいってた言葉が印象に残りました。
「漫画喫茶でも、古本屋でも読者に届く、読まれるということは、やっぱり作家としては認めないといけないのかもしれないなあ。」
こんなお話をしていただきました。
自己犠牲というか、そういう思いがないと変えられないのかもしれない。そんな重い言葉が印象に残りました、僕には。
かといって企業として、従業員がいて、家族がいる。そんな側面も、もちろん社長として強く責任を持って行動しなければいけないとも思いました。
どうすんだ?俺。
うーん、纏まらないエントリですが、纏まるわけがない問題なのかもしれません。
もっと色んな人の意見を聞きたいですね。
おしまい。
2009年7 月22日 (水) | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
散文です。すんません。
昨日はthinkEのミーティングでした。
挨拶状ドットコムの徳丸さんが発起人で、ECを通して、「企業化」を目指す会社が参加するグループです。
企業化とはthinkEでの意味合いは「家業」との対比で使われます。
会社としての幸せの方向が違うという意味合いですかね。
家業としての幸せは家族の幸せに近い。企業になればその幸福にする人たちの輪も大きくなっていき、従業員、株主、顧客、そして取引先と増えていくとのこと。
どちらも幸せになる方法です。しかし、ひとたび企業化を目指せば、あらゆる困難を乗り越えて、増え続けるステークホルダーを守り続けなければなりません。
そういう、社長達が集まって、お互い研鑽しあうグループの末席にお邪魔させてもらってます。。
先輩方の話が、ごっつすぎて中々お話がかみ合わないのですが、なんとかついてってますw
そして会議終了していつものごとく飲みに行きます。今回は韓国焼肉店、ん?すき焼き店
だったけ、とにかく 肉がうまかつたです。。
終了後、みなさんで記念写真。
ぶれすぎだよ、iPhone3G S(笑)
その懇親会の最中に、ミネルヴァHDの中島さんとお話していたのがメガネ21という会社のこと。
ちょっと前のカンブリア宮殿に創業者の平本清さんが出演してたのですが、会社キャッチコピーみたいなのが、
「利益は全額社員のボーナス!内部留保ゼロ。でもノルマなし、中間管理職なし、社長は交代制!」という何んともよくわからん会社。
見始めはそんな会社あるんかい!と思ってみてましたがあるんですね、実際こんな奇跡みたいな会社。
カラクリは社員互助会のような仕組み。一人ひとりが株主みたいな制度を取ってるんですね。
まあ、それはそうか。。とか納得したりしなかったり。
。。最近こういうテーマで色々考えることがあるんですが、さらに堀江さんのブログでランキングしてたこの本も読んでしまいました。
資本論 (まんがで読破) | |
マルクス イーストプレス 2008-12 売り上げランキング : 218 おすすめ平均 資本論をかみくだく 漫画で楽しく読み解く? 漫画ならたしかに読めるw Amazonで詳しく見る by G-Tools |
読んでみたい1冊でしたが、活字となると、「ごめん、無理やわ。。」となるのですがこれは30分ほどで読めました。
資本家と労働者との軋轢や、構造とか。あとは拡大の先にはさらに拡大を追い求めることになるとか。そんな話でした。
thinkEやメガネ21の話そしてこの資本論を読んで、そして自分に置き換えて反芻して。
なんとなくふっと疑問に思ったこと。
「会社って誰のものなんだろうか?」
株主なのか?働く人のものなのか?
どっちも正しいしどっちも正しくない、もしくはこれまた時と場合によるのかもしれません。
それでも、世の中の「今までの」会社と「これからの」会社とは確実に変わってると思いますし、変わらなければならない世の中なんだと思います。
(それが、「じゃあ、どんな会社?」といわれるとまだ分かりませんし、わかっても自分にできるのかどうかも想像つきませんw)
なんか悶々としてしまいますが、すべての企業の社長は一回は絶対通る道なのかもしれませんこの疑問。
資本論の中で私利私欲を突き進めると破滅が待ち構えるという経済の闇みたいな部分が描かれてるんです。
これ。
お金は、人類が求める最上に近い幸せなのかもしれませんが、手に入れるためには多くのものを失います。
その失うものが本当は最上の幸せであることが往々にしてあると思います。。
ぼやっとですが、そういうことを気づかせてくれたいい機会でした。気づいては忘れそしてまた気づいては忘れるようなテーマだとは思いますが、忘れた時には必ず思い出したいのでエントリしてみました。
おしまい。
2009年7 月10日 (金) | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (1)
去年iPhoneを購入した時に書いたエントリが「鉄平とiPhone」 でした。
今年はじゃあ「鉄平と3G S」で何か書こうかなとw
1年ですか。。大きくなりました鉄平も。最近は土曜日もCTOのコタと毎週合宿中なので、遊べる日も日曜日しかないのですが、たまには家族のことでも。
1歳5カ月になりました。もう、家じゅうを走り回り、大好きなトミカで毎日朝から晩まで遊んでますw
人よりたぶん成長が早いんでしょうね。すくすく育ってます。将来198cmとかにはならん程度に育ってくれたらいいと思いますw
僕に似たのでしょうか、デジタル製品もパソコンから携帯、カメラなんでも興味を持ちます。
iPhoneの指で広げたり、はらったりするフリック、ピンチの動きもマスターしてます。あ、ピンチはまだ無理かw
あ、そそ、いらなくなったiPhone3G。スタッフに上げようかと思ったんですけど、3Gは機種変更でも月額1000円行かない出費だそうで、まあそれなら自腹で新品買ってもらえばいいかなあと。
だから鉄平に上げました。
自宅ももちろん、WiFi環境なので、iPodとしては使おうかと。myVideosっていうのが鉄平のお気に入りのアプリ。
YouTubeのビデオをダウンロードするアプリなのですが、親としてもこれがあったら、便利なんですよ、お気に入りの動画にすぐアクセスできるので、泣きやませる時に絶大な効果を発揮するんですよね。。有料ですけど、僕もお気に入りのアプリですw
で、今日はコタんちから帰ってきて、ちょっとドライブ。最近多いですね。
この写真は自宅のマンションの屋上の駐車場からみた神戸の風景。
山の上から見る風景ばっかり神戸は想像されますけど、海からみる神戸もいいですよ。僕は好きなんですね。昔から。山の中に住んでたのでコンプレックスが働いたのかもしれませんけどw
しかし、この子が20歳になった時の世の中ってどんなんなってんだろうっていっつも不思議に思います。
予測では仮想現実とリアルのせめぎあいみたいなのイメージしてるんですが、どっちにしても健全に育ってほしいです。僕も含めてw
また来年4Gとか出た時に書きます「鉄平とiPhone~シリーズ。」w
おしまい。
2009年6 月28日 (日) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
朝からネット店MTG。
小野と卸の仕様についてなどなど詳しくお話in王将。まあ、メインは王将。
そのあと、灘のソフトバンクの佐藤君にお願いして予約してもらってた、iPhone3G S取りに行く。
そこでもかなりの数の予約が入ったみたいなので、当日は避けて今日ようやく手にしました。
twitterのTLにも評判がばしばし上がってきて、お祭りに乗り遅れた感はあり。うーん、上戸彩に会いたかったw
さて、SIMを移動させて、お店の人に事務処理をしてもらって、さっそくSafariでWEBアクセスしたけど、すごい。体感速度でいうと、1.5倍以上はある。WiFi環境だと、PCのFirefoxより早いんではないかと思うくらい。
こ れ は も う 、 も と に は も ど れ な い と お も わ れ 。
Docコネクタが解放されたのにも合わせて、対応のキーボードが出ればもう、ノートPC持ち歩く必要もなくなると思います。去年もiPhone対応のキーボードを物色してたのですが、Bluetoothは3.0でもスピーカやら、ヘッドセットとかしか対応せんかったんですよね?
去年、謎のBluetooth対応キーボードを予約開始したこのサイトも結局、あきらめムードむんむんですしね。
でもDocコネクタ経由の道は残ってますので、期待大です。
検索すると、iKeyっていうiPhone3G S対応のキーボードの動画を発見。Doc対応っぽいのですが、釣りっぽいCGではあります。。
いや、まだ先だな、こりゃw
まあ、いい事ばっかでなく、デメリットみたいなことをあえて書くなら前のiPhoneの残債と新型の分割代金で、月々、四千円超。今まで1年間iPhoneから受けた恩恵を考えると安い。。とは思うけど、また来年出た時はどうしようか。。とか一瞬思ってしまいました。
明日から使い倒してみまーす。
おしまい。
2009年6 月27日 (土) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
実は1年ほど前からボクシング始めてます。
しかし、会費は払い続けてるものの、なかなか仕事が終わらずに、へとへとの精神状態で、ボコられにいくのもなんだかなあ。。。と躊躇しては行ったり行かなかったりを続けてますがw
最近は精神的にもちょっと落ち着いたし、そろそろ。。。と、ここ2週間ほど通ってます。
元町の高架下の北側、ガラス張りのボクシングジムって言ったらたぶん、三宮人なら見たことあると思います。ここ↓FOR ALL BOXING COMMUNITY
このジムの会長の三宅さん、実は神戸市産業振興財団のインキュベーションオフィスの先輩だったこともあり、すんなり入会を決めたわけです。
ジムの雰囲気を作ってる会長さんがごっついしゃべりやすくて、「あ、俺もここならやってけそうw」とか思ってしまいました。
実際女性の会員の方も多く、驚くほど老若男女。でもスタイルも本気で上を目指して精進してる方から、御年配の男性もいて、でもアットホーム。
ま・さ・に・コミュニティ。これも管理人いや会長の人柄が醸し出す空気感なんだと思います。
ということで、三宅さんうp。(真ん中)
週イチでなんとか行きますので、またミット打ちしてくださーい!
PS 目標は打倒 タガヤでw
2009年6 月27日 (土) | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (0)
昨日のエントリで、メモについて書きましたが、もう一個。
これまた元ネタを忘れてしまったのですが、
「アイデアというのはいつ降ってくるかわからないので常にメモ帳や、スケジュール帳などに備忘録を残すべき」
と、いう教えがあります。(まあ、よくあるビジネススキルなのですが。)
でも、実際僕は、よくモノを忘れます。財布はチェーン付きのものにしてから、なくしたことはないですが、携帯や車のカギをしょっちゅう家に忘れてきたりします。小学生の時はたしか2回ほどランドセルを背負わず、学校まで行きかけたことがありますw
そんな性格なので、スケジュール帳なるものを購入しても、持ち歩くのも3日と立たず自宅で眠ってしまうことが多々あります。
なんとかならんかなあと、iPhone持った際に色々メモアプリ物色したのですが、どうもしっくりこずに長続きしませんでした。
しかし、ようやく思いついた瞬間にすぐさま、メモできる幸せを手に入れました。
speed textというiPhoneアプリ。
最近リリースしたっぽく、手書きメモで、iPhoneで一番人気でした。
書いた感じはこんなの。
(ポップでひとこと大賞の備忘録)
実際の操作性ですが、自分の備忘録としては十分です。書き込む部分の「高さ」をもうちょっと広げてくれればナイスなのですが、それでも歩きながらでも書けます。はい。
仕事をしている最中や、起きてる時間の中で思いつくことは無数にありますが、人は忘れる生き物です。アイデアを100個出して活用できるものは1割以下とよく言われますが、その大半はアイデアとして、ドキュメントになる前に「なんだったっけ?」となるわけです。
メモさえオンタイムで残せるのであればその確率は上がるんじゃないでしょうか。
ちょっと使いこなしてみますね。
PS あ、一個思いついた。メモメモ。
2009年6 月25日 (木) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
今日は財団に所属されているコンサルティング会社の方とMTG。(ミーティング)
こういう、特典がやっぱインキュベーションの良いところなんだけど、なかなか「自社に合ったコンサルティングの方」とめぐり合うのも至難の業です。求めていることと、コンサルの方の「引き出し」がうまくマッチしないと、かみ合わないわけですよね。
今までも、財団のオファーだったり、こちらからお願いして、コンサルティングしたり、されたりだったのですが、今回の方は、製造業、物流関係の出身だそうで、今のアーカムで抱えている内容にぴったりのお話をしていただきました。
ちょっと元ネタ忘れてしまったのですが、コンサルティング会社の方や、偉い人との会話の中で一番重要なのはメモを取ることだそうです。
聞きながら、メモを取りながら、そして話す。
教えてもらってるという姿勢も教える側に伝わりますし、何より、自分の知らないことを教えてもらうわけですからメモ取って当然ですが、意外に出来る人はいません。
僕もここ一年ぐらいですかね。そういうことを意識してできるようになったのは。
年を取ると、自分にもプライドと誇りみたいなものが出てきます。
これをいかにリセットして話を聞けるかっていうことを特に意識してます。
藤山さん、ありがとうございます!
以上、ひさしぶしの散文でした。
PS 八分まだ解除されない。。
2009年6 月24日 (水) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
先ほど、インターネットの成熟期での本屋の未来を自分なりに推測したものをエントリしました。
次は、本そのもの。特に僕の守備範囲ですと、漫画家さんを意識してしまいますが。
デジタル化が進むということは容易にコピーが可能になるということです。
たまたまCDやDVDがもともとデジタルでコピーしやすかっただけで、本もデジタル化するとあっという間にコピーが増殖します。DRMなんてはっきり言って何の役にも立ちません。あ、あとこんな記事も。
音楽違法コピーには、タダでも勝てない
http://jp.techcrunch.com/archives/even-free-cant-compete-with-music-piracy/
音楽も本も一緒だと思います。たしかに画面で文字を追いかけるつらさは理解できますが、「タダでしかも、かさばらない」なら話は違いますよね。読みます。
こうなってくるとそもそも作家が商売として成り立たなくなり、漫画家を目指す人も減りますよね。いくら描いても儲けにならないところで読まれるわけですから。
なので、僕はこの解決方法は、前のエントリで書いた「モノビジネス」への権利販売だったりするのもひとつですが
もうひとつが
つながりをビジネスにするということだと思います。
僕がメンターにしてる伊藤穣一さんの記事。もう僕のブログにも何回も登場していますがw
「コピーされ、2次創作されてこそ売れる時代」――伊藤穣一氏に聞く著作権のこれから (1/2)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0804/15/news092.html
もう、コンテンツは無料化する前提で話をしましょうよということです。コンテンツを広告として考え、ライブやグッズで利益を上げる。というのが今のコンテンツビジネスにおいて、間違いない鉄板の考えだと。
ただそれだけでは今までの収益を確保できるのかどうかわかりません。
作家さん、書店さん、ユーザ。このあたりが直接つながってくるとき、新しい仕組みが開けると思います。
1
書店さんと作家さん。これは28号で提案した応援金というものがキーワードで考えてます。書店さんから、ビジネス上のお金のやり取りを作家さんとする。書店が作家にこういう風に自社の販促をしてほしいという要望もたくさんでてくると思いますのでそれとバータで応援金として提供してもいいのではないかと思います。
書店人は皆本当に本が大好きです。「傷だらけになりながらもなぜあなたは書店を続けるのですか?」という質問に「本が好きだから辞められない」という答えが少なくないと。
一評論家としても書店のスタッフは目が肥えてますし、何よりお客さんと対面で向き合ってるので、そういう意見交換から生まれる作品があってもいいのではないでしょうか?
今まで作家さんは書店とは、出版社、取次ぎ越しにしか、つながっていなかったわけですから新しいアイデアも発見されるかもしれません。
いろんな化学変化が生まれてきてほしいです。本屋としての自分の立場としても。
特に古本屋さんは作家さんに対して後ろめたい気持ちはあります。
そういう思いを解消するためにも「つながりたい」という気持ちは大きいです。
また、知人の意見で応援金をファンド化したらどうだろうか?という意見もありました。ま、この応援金についてのルールは誰か一人二人の意見で決めるのでなく、作家さんと書店さんが直接話し合いながら、ルールを決めていければいいと思ってますので、今そういうMLを作ろうと考えてます。
そこで、双方のメリットがなく結局うまくつながらないないならそれまでかもしれません。
そもそも28号という仕組みなんて必要ないじゃん!っていう結論になってもそれは受け入れます。(もちろん、うちは(迷いましたが)営利企業なので、できるだけそういう仕組みの上に乗っかりたいですが、これは作家さんと書店さんに下駄を預けようかと思います。)
2
ユーザとのつながり。これも応援金と同じく「パトロン」「投げ銭」みたいな仕組みと双方のメリットがあれば成立するはずです。
「俺を漫画に載せてくれ!」とか「最終回を俺に考えさせてくれ。」とか無茶な要望が一杯でるかもしれませんが、そこはまた相談するとして。
2次創作もユーザと作家のつながりではありますが、それに課金などの仕組みを入れるのは僕はあんまり乗り気ではありません。インターネットの特性を潰してしまう可能性ありなので、これは容認して現状のまま遊んでもらえるのがいいんじゃないでしょうか。
そういう遊びの場を提供することによるトラフィックの確保や宣伝の場に使えればいいんじゃないんでしょうか。
まとめると
本のデジタル化が始まると同時にコピーも増殖することを認めた上で、その次の収益のモデルを当事者一人一人つながることにより考えましょう。
こんな感じです。
2009年6 月 5日 (金) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
どもです。
東京帰ってから忙しいです。1日14時間労働ぐらい。さすがに日曜日は寝てますが、ぐうたらな僕にしては過去にない仕事量ですw
さて。
この間、通販、卸部門の人事考課も挟みながら、本の未来についてまたご意見聞いてみてました。
今回は風上の方たち。作家さんだったり、出版社関連の方たちなどです。
DNPのブックオフの件も衝撃的でしたが、出版業界はGoogleのブック検索の対応なども大きな問題になっているようです。
最近はこんな記事も。
出版流通対策協議会がGoogleブック検索和解案への反対を発表http://current.ndl.go.jp/node/12959
GoogleがAmazonに挑戦状――電子書籍市場に参入へ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/02/news050.html
せまり来る黒船に、流通、出版社、作家の思いが入り乱れて、どの方向へ進むのかという綱引きが始まりそうな予感です。
もちろん過去、音楽業界も流通とレーベルの思惑違いで同じような事を経験してますけど。
そういう問題をはらみながらも、デジタル化の恩恵も認知されだしたようです。
「やってよかった(涙)」 モーニング・ツー、Web無料公開で売り上げアップhttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/01/news051.html
ヒット漫画が変わった――完全無料の「ガンガンONLINE」で「常識外れの作品」試す
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0902/13/news037.html
今回東京に行ってお会いした会社さんでも、「今年はデジタル元年!」といったニュアンスの発言を何人かの人からお聞きしました。
それと、最近はデバイスの進化の話題もよくニュースで目にするようになりました。
Amazon、大画面の電子ブックリーダー「Kindle DX」を発表
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/07/news013.html
大画面iPod Touch、2009年秋デビューへ
http://jp.techcrunch.com/archives/20081230large-form-ipod-touch-to-launch-in-fall-09/
業界の関係者が「いつかは来るだろうさ。。」と思っていた電子書籍化の流れが、まさに今年花開くわけです。
で。
掲題の件ですが、やっぱり紙の本はなくならないけど、だいぶ縮小するよね。ってことになるわけです。
なので、僕達書店の立場から考えると、
「売るものがなくなってしまう。」
という自分全否定な結論に至るわけです。もちろん全てなくなるとは言ってませんが、市場が半分になっちゃうと書店の商いなんて成り立つわけがありません。
ですので、僕が28号を通じて提案するのが、
「書店は通販を勉強して、いずれ衰退する本から軸をずらして「データにならないモノを売る」事で生き残ることを考えるべきなんだと思います。」
ただし、いきなり鍋や釜をネットで売るなんてことはまず無理だし、失敗します。そんなに通販あまくないですしね。なので一番自分達の知ってる商材の「本」で通販に入るべきだと思ってます。
ただし、「古本」で。
新刊の本をいくらネットで販売しても一生儲かりません。だって粗利22%程度ですもん。
通販の成功キーワードの一つに「粗利」があります。
僕達が加盟するOSMC(通販ショップの店長さんたちで構成する協議会)でも粗利は最低でも30%以上ないと苦しいよね。って話をしてます。ベストは40%以上でしょうか。古本は今でも買取しだいで70%以上の粗利を稼ぐことも可能です。
。。。
大競争時代です。商品サイクルがどんどん短くなり、利益の上げにくい世の中で買い切りの概念もない、価格競争に巻き込まれたことのない新刊書店というのは今の時代にとっては非常にか弱い業種に見えてしまいます。
なので、手前味噌ですが、僕は28号を提案します。
まとめると、
紙は5年以内に劇的な減少を迎えるので書店は、形に残る「モノを扱う通販」を覚えるべきだと思います。
次、作家編書きます。あくまで私見ですがご意見は大歓迎です。
2009年6 月 5日 (金) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
昨日まで東京出張でした。
3日間6アポ。そこまでタイトでなくて、睡眠もちゃんと取れたしスケジュールどおりこなせていい感じでした。
惜しむらくは、ジュンと飲んでて、夜中の克くんのクラブイベントに思いっきり遅刻してしまったことですか。。
す、すまん、毅、克。こんど奢るよ。。
さて、今回の収穫は、この掲題の佐藤さんとお会いしたことと、それと、某社のお話。
で、このエントリは佐藤さんについてです。
~~~~
僕があの記事を書いた後、せっせとブロガーさんに意見交換を求めたわけなのですが、3名の漫画家さんにもメールを送ってました。
そのうちの一人が佐藤さん。佐藤さんもこの前WEBで、自身の未来をWEBに賭ける!っぽい宣言をされてましたので、
~~(詳しくは佐藤さんのプロフィールを見てください。つか、これ見ないと何にも理解できないと思いますので。~~
ウマがあったのかもしれません。お話は結構盛り上がりました(ハズです。。) で、まずは内容はおいといて、佐藤さん登場!
どん!
空いてる時間が朝9時からだけということで、早くにお邪魔させてただきました。
佐藤さんはあのプロフ漫画から想像するイメージとはまったく違って、やさしい声でした。不思議。
漫画家さんとはお会いするのは生涯でお二人目なのですが、今回はまったく緊張しませんでした。
なんというんですかね、よくいうと、癒し系のたたずまいなんですね。佐藤さんw
でも、お互い真剣に話していき、理解が深まってくると、わかりました。
熱いです。あの人は。
漫画のまんまの闘志をもってはります。
出版社を通さず、作品を展開できるか?ということに挑戦してます。
つまり、すばらしい作品を作り、納期管理し、かつお金に換えるところまでを自分で考えたいといった人です。
必死さも伝わりますし、(もちろん、僕のも)不安も伝わりあいます。
僕が佐藤さんの作品に触れたのはブラよろの1話目が雑誌に掲載されたときでした。
自分の日記で「すげえ漫画がでてきたぜ!」と記事にしてたはずなんですよ。今はインターネットアーカイブで必死に探さないと出てこないと思いますけど。
で、1話目のクライマックスシーンで誠同病院の院長が主人公斉藤にぶつける一言がたまらんかったんですね。今見ても熱くなります。
こんなシーンです。覚えてます?
なんちゅうテンションの作家がでてきたんだ!とか騒いでたの覚えてます。2002年でしたっけ?
(すでに海猿でヒットしてたの実は知らんかったんですけどね。すみません。)
お話の内容っていうのは、突っ込んだとこまでは佐藤さんの了解を得てませんので、また後日となりそうですが、来月神戸に来ていただけるということなので「本屋のあるがままの現状」を作家さんに見てもらいたいと思ってます。
あの人と接するなら、もっと熱くならんといけん気がします。
また速報まて。では。
PS もう2枚。スタッフの方と生原稿!
次週の生原稿です!もちろん掲載おっけいもろてます!
2009年5 月31日 (日) | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
COPYRIGHT 土田世紀 /小学館「編集王」より
あの記事を書いて1週間。いろんなご意見いただきました。はてブビギナーとしては、ブックマークの楽しさをちょっと覚えた1週間でした。
さて。
ネット上で意見をヒアリングさせてもらったのは本当に収穫でした。
自問自答で10年過ごしてきましたが、こんなことならもっと早く聞いとけばよかったと。ま、ブックオフ株取得のニュースもあり、タイムリーなネタだったのでレスしてくださった方が多かったのかも。。感謝です!
さて、さて。
ご意見を聞いているうちに自分の中でも若干、考え方にも変化がでてきました。
非常に参考になったのがこんな意見。
1
mohnoさんの記事。
http://domainfan.com/CS/blogs/mohno/archive/2009/05/20/2207.aspx還元率は販売額の1%程度からスタートと言われているのだから、200万円を還元するためには、その作者だけで2億円の売り上げが想定され るということだ。古い漫画を200円で売ったとして、100万部。世の中には、シリーズで100巻を超えるような漫画もあるから可能性がゼロではないのか もしれないが、ちょっと想像しがたい金額というのが正直なところである。それに、それほど流通しているような漫画なら、もうバリバリ印税生活していて、“ たかが200万”の収入増に魅力を感じたりするだろうか、とも思う。
2
ブックオフが「著作物使用料に類するもの」を支払う意図は?:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:ITmedia オルタナティブ・ブログ
http://blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo/2008/04/post-712a.html古本の販売については著作権者側には一銭も入りませんので、著作者団体が何らかの形で分け前をよこせと運動するのは一応うなずけます。しかし、それ は法律の改定をするよう働きかけるという形で行うべきです。古本の販売に著作権(譲渡権)が適用されない(ゆえに著作権者側に金が入らない)のは現在の著 作権法で明確に規定されているからです。
著作権法26条の2では、正規の権利者からいったん譲渡された著作物には譲渡権は及ばな いと明確に規定されています(解釈論とか契約でこうなっているという話ではありません)。ちなみに、譲渡とは有償、無償をとわず所有権を移転することで す。このようにいったん正式に譲渡されると譲渡権の効果がなくなることを譲渡権が消尽したと言います。
難しいことを言っているようですがこれは当たり前のことです。譲渡権が消尽しなければ、買った本を人にあげたり、フリマで売ったりするときにも著作権者の許諾が必要ということになってしまい、現実的に妥当ではないからです。
1
mohnoさんの意見は正しいと思います。巨万の富を手に入れた作家さんには、還元するったって本業の稼ぎに比べれば微々たるもの。渡すお金を増やせればいいですが参加していただく書店さんにも儲かってもらいたいので、やっぱり販売額の数パーセントぐらいが妥当なんではないかと思うんです。自分で経営してても、やっぱそれ以上の利益還元はしんどいと思います。
この金額の問題っていうのは、あってしかるべきなんじゃないかなと思います。作家さん達と書店の綱の引っ張り合い。どちらにとっても、メリットがあるような図式でないと、長続きしないはずですので。もしリッチマンな作家さんはその還元利益を放棄していただければ、新人作家育成のために利用させてもらう制度があってもいいんじゃないかとも思いました。
どっちにせよ、お互いの存続を目的に還元額については大いに議論するべきだと思います。
2
還元する名目についてですが、著作権の利益還元としてしまうと、法律の改正まで話が大きくなってしまいます。所有権や、譲渡権などの話が出てきます。もちろんその類になると、本やCDなどコンテンツ商品だけでなく、他の商品まで飛び火して、話がややこしくなりますし、何より法改正の審議に時間を取り、そうこうしている間に、ペーパレスの波と違法コピーの波が押し寄せてきて一気にパラダイムシフトが起こる可能性があると思います。日本版のkindleしかりiPhoneしかり。
ですから、あくまで僕は「作家応援金」として扱えばいいんじゃなかろうかと。万来堂さんが言ってくださってるように。
万来堂日記2nd
http://d.hatena.ne.jp/banraidou/20090519/1242760786一番手っ取り早いのは権利者団体にお金渡しちゃって、あとは分配よろしくってな感じだろうけど、上記のとおり、単品管理の精度という観点から還元の基準を販売ベースではなく買取ベースにしてみたり、作家別の投げ銭システムを考えていたりということであるから、団体に対してではなく、作家個々人それぞれへの支払いを想定しているのだと思う。
でもさ、こういう取り組みこそ、作者に名乗り出て登録してもらった方がいいのではないだろうか。
きっと、作者それぞれにコンタクトを取っていくのだろうなと思うのだけれど、何しろ、本来なら払わなくても全く後ろ暗い所がない、いわば善意の塊みたいなお金だ(まあ、宣伝目的、企業イメージ向上目的がまるっきりないだろうなんてことは言いませんが。営利企業なんだからあってしかるべきだと思うし。)
あくまで自発的に。けど本気で「善意ですか?」と質問されたら、全開で「YES!!」とはいいにくいです。僕たちが古本を販売することを作家さんにも歓迎されたいですし、なんならお店の販促活動にも協力してほしい。。
そう、出来ることなら古本屋でサイン会やってほしいw
万来堂さんには、このようにも言っていただいてます。
なにせあれだ、敵意をもたれながらwin-winの関係を構築しようなんて、考えただけでも悪夢のような話だ。このケースがたとえマーケット全体としては限定的な物であったとしても、双方協力していこうという意識が生まれたとしたら、やがてそこから何か変わっていくかもしれない。
法律改正まで伴うと、それはそれで、迷惑極まりないとお思いの方もでてくるわけですし、、、「出来る範囲」からするという姿勢でまずは挑もうと思います。
ということで自分の意見を「出来る範囲」でまとめると、
誰に?→漫画家さん
どうやって?→連絡をもらう。(漫画家さんの人数なら還元者リストは作れるはず。)
なんの名目で?→「漫画家応援金」
なんの目的で?→マンガ文化の発展と自分たちの商売への貢献
というスタートにしようと思います。
どうでしょう?
PS 本以外も!という話もあるので、本、CD、DVD、ゲームなどの販売、買取履歴ログは残しておきます。まずは漫画からが、やっぱり僕としても一番しっくりと来ます。特に日本の文化としてもマンガは大事だし。
2009年5 月22日 (金) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
おとつい、メールを送りました。
本という古い業界ですので、そっち側の人にばっかり聞いてもあれなので。真逆な業界の人で一番頭のよさそうな人にメール送ってみました。
サイバーの藤田さん、ひろゆきさん、堀江さん。
メッセは帰ってこないのを前提で送ってましたが(知ってもらえるだけでまずはいいかなと。)堀江さんの場合28900アメゴールド支払うと堀江さんに質問できるリクミイというサービスが使えることに気づいたので、そのサービスを使ってみました。
リクミイ
堀江さんのリクミイはこっち。
僕のブログのエントリを見てもらってレビューしてもらいました。
エントリして、数時間で返信が!
わくわく、どきどき。。
xxxxxxがxxxxとxxxxなので、xxxxはこういうスキームを組んでるらしいです、つまりはxxxxxは
xxxxxとなるのです。
質問のやり取りですが、「概要はいいけど、ぶっちゃけトークも含んでるので、ブログにアップするのは詳細はNGね!」ということですので、みなさんのご想像にお任せします。
ま、でも概要はおっけいだということなので、簡単にいうと。
・なんらかの形で著作者に対して利益を循環させるのは賛成。
・一介の本屋がどうこうできる問題ではない。
・誰かと組むにはxxxxxかxxxxかxxxxxじゃなかろか。
みたいな感じでした。興味のあるかたは、堀江さんにリクミイで質問してみましょう!畠中さんの質問のレスはどんなんでしたと!
冗談はさておき、非常に的確で、僕がうっすらと問題視してた(というか、後回しにしてた)ことを指摘されました。。
たしかにうちだけではできませんし、僕はこの誰と組むか?が非常に大事なんだと思ってました。色々選択肢はあるとおもうんですけど、やっぱりユーザ(読者)に便利さと楽しさを最大限提供できるパートナーと提携したいと思います。
また、メールのやり取り中にふっと思ったんですけど、著作権の還元という意味合いでいくとものすごく大きなエネルギーを必要とするんですね。そら法律変えるわけですから。
世界中の中古販売商品から作家にきっちりと利益が還元されるユートピアな世界っていうのも思い描きましたが、どうもこの法改正ってネットのスピードに全然あってないような気がするんです。。
フェアユースだって、これだけMADが増えてるのにまだ、審議中ですから。
もちろん、そこには権利者とユーザの力の引っ張り合いがあって慎重に決めなければなりませんが、僕はもうこういう社会のルールを決めるのも極論、ネット上でいいんではないかと思います。
2ちゃんねらに社会のルールを決めさせるなんてとんでもない!
とお思いかもしれませんが、そろそろ、ネットに接続していない人のほうが少なくなってきました。
悪意も善意も全部含めて、国民の総意(民意)みたいなところにたどり着くのではないかと思ってます。
草なぎが早期復帰を可能にしたのも、ネットのパワーだと思います。既存のメディアだと、大きなひとつの意志によって操作されてる部分もかなりまだあるみたいなので。
。。。ちょっと脱線しまくりですが、先日、死刑囚ブログが大きな話題を呼びましたが、こういう今まで見えてなかった情報などが浮かび上がることで正当な判断がネット越しにできるなら、陪審員制度にも思い切ってネットからの参加者を多く募ってもいいのかもしれません。数名でなく、数十万人単位とかで。
とにかく、まだまだ先の話なのかもしれませんが、たぶんそういう世の中が来ると思います。オバマだってそういう草の根の啓蒙活動の末、ネット=民意に歓迎されて誕生したわけですから。
と。。。。
話を元に戻しますが、堀江さんとのそうこうのやり取りをさせていただき、色々ひらめくことがあってメールしてよかったなあと思ってます。
誰とでもその気になれば「時間と距離を超えて」コミュニケーションが取れるネットの良さを最近、久しぶりに実感してます。2001年ぐらいに河野さんと出会った時ぐらいの気持ちに戻ってます。
では、また明日もがんばります。明後日から人事考課全員面談はじまりますw
がんばれ!俺!
2009年5 月20日 (水) | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
昨日おとついと、アーカムの考え方について色々みなさんの意見を聞きました。方々の方に広く意見を聞かなければいけないですが、まずは著作権に詳しそうなブロガーさんたちに。
そこで集まってきたご意見や過去のエントリで関連のありそうなことを「はてブ」でまとめてみました。
今までは自分や身近な友人などに話をしてきたこと(アーカムでできること参照)でしたが、広く意見を求める事で自分が考えてなかった問題や疑問もでてきました。
・ユーザにとっては、作家に還元するっていうのはどうも自分たちユーザの利便性やメリットの享受に結び付かないのではないか?
たしかにそうです。よりよい作品を生み出すために利益を還元するわけなのですが、そういうメリットってイマイチエンドユーザや読者には伝わらないものだと思います。還元するコストが自分たちの購入する古本に乗っかってくるんであれば尚のことだと。
僕はユーザと作家のつながり、作品の2次利用などで享受できるメリットがあればユーザも納得できるんじゃないだろうかと考えてます。
・還元する相手をどのように特定し、分配するか?
これも非常に大きな問題ですね。すでに著作者が死亡してる場合や絶版になってる作品に関して、本の著作権は音楽などに比べ比較的シンプルですが、それでもひとつの作品に数人もしくは数社権利が入り組んでる場合があります。これを1作品づつ管理していくのは大変骨の折れる作業です。還元する金額の過多も権利者によっては100万、200万円といった単位で還元する権利者もいれば、何年たっても数千円しかたまらない作品もあるはずです。アフィリエイターの報酬の支払いに似てるのかもしれません。
今、話題のGoogleブック検索でも同じように誰にどうやってダウンロード販売の代金を返還するか?という問題がありますので、できればそういうデータベースは共有して活用すればいいのではないかと思ったりします。
・支払の名目は何にするのか?
そもそも法律では中古品の転売権利は所有権に内包され著作権料などを支払わなくていいわけです。それを無理やり権利の一部として還元すると現在の法律にそぐわない制度になりますし、仮に法改正し広く課金することになれば、じゃあ車は?中古の家電はどうすんの??といった話になってしまいそうです。
僕はあくまでコピーが可能なコンテンツを対象とした、「作家応援金」としてスタートさせるのがスムーズなのではないかと思います。あくまで寄付に近い形をとる。まあ、当然、支払う人たちも商売として中古ビジネスをやってるわけですから、ギブ&テイクの発想はあってしかるべきだと思います。とにかく法改正を伴うとかそういう大きな話にしてしまうと、話が前にすすまないような気がします。
・還元する金額は何パーセントにするの?
これも支払う側、受け取る側一番気になる部分ですね。自分が古本ビジネスをしてる一員ですので、できれば少ないに越したことはないというのが本音ですが、受け取る側はその反対の力が当然働きます。少しでも多く還元してほしいと思うはずです。中古商品は何世代も所有権が移動していきますので、ひとつの作品が世に出ることで何回も利益が還元されてしまいますので販売額の数パーセントが妥当だと思います。たぶんそれもギブアンドテイクの発想で権利者側からの還元する者へのメリットにも大きく影響されるのではないでしょうか。
とりあえず今はこんなところ。もう少しヒアリングを続けてみて、次は作家さんにぶつけてみたいと思います。
2009年5 月18日 (月) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
できました。
ベータですので、機能は限定的で査定の部分だけです。
テストでご利用なりたい方はこちらまで
↓
[email protected]
構想から足かけ5年。いやあ長かったぁ。。。
補足)半年ほど前のイラストなので、若干現在の仕組みとは異なる部分もあります。
利益の還元対象は著作者、著作権保持者となるはずです。
2009年5 月15日 (金) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
中古本の利益をアーティスト、著作権者に還元すること。
弊社で販売した中古本の利益の一部を著作者に還元することを約束します。
割合は著作者との協議の末決定しますが、現時点ではアーカム買取査定額の3%(販売額の1%程度)もしくは古本屋大賞準備金(2~4000円程度 09・7・29追加)の作家応援金からスタートします。なぜ還元するのか?
98年に僕はインターネットに出会いました。
当時、どこかのニュースサイトで見かけたe-inkという会社の記事。近い将来、本もデジタル化し、電子書籍なるものが大普及するといった内容のものでした。その記事でみた電子ペーパーは薄さも紙と変わらず、折り曲げることができたり、電源も気にしなくていい工夫が施されるという予測でした。折りしも僕が家業の書店をつごうと決意した年でした。
いつ到来するのか予測がつかないけれど、かならず未来はこうなるはずです。
傾きゆく産業に自ら飛び込む不安とそして、もしかすると大きな変革に立ち会うことができるかもしれないという期待でスタートアップしたことを今でも鮮明に覚えています。そして新刊も古本も取り扱うという、特異な書店を経営して10年。相変わらず、電子ペーパーは普及にいたらずですが、その足音は少しづつ大きくなってきているのを感じます。
また、そういったデジタル化のうねりを期待しつつも、紙の媒体のよさを守る使命感が生まれたのも事実です。
そしてたどり着いた考えが、古本という2次産業から1次産業である新刊業界に利益を還元し、いがみ合っていた両者が協力しお互いのリソースを利用しあい共存していくすべを思いつきました。
新刊あっての古本です。
その事は両方の商品を扱ったことで、素直に感じた思いです。
昔なら古本屋を2軒、3軒回ってなければあきらめて、新刊を買ったはずです。
しかし、インターネットが普及する現在は検索ひとつで人気商品でもすぐ見つかる世の中になってしまいました。これでは、いくら作品がヒットしても、中古が売れ続け、創作者に利益が入ってこない矛盾を呼び起こしました。
新刊業界が縮小すると、当然2次産業である古本業界もダメージをこうむるわけです。
だから僕は流通網やマーケットデータ、商品データを共有しあい、いづれはダウンロードに脅かされるパッケージコンテンツの領域、つまり紙の本のすばらしさを守りたいと思うようになりこの仕組みを考えました。
利益の還元方法。
28号からの還元(書店からの還元方法)
WEBサービスである、買取査定システム「買取28号」上での買い取り履歴からどの著作者のどの商品が買取されたのかをロギング(記録)します。そのデータから個別に還元金の振込みデータを作成していきます。
販売額でなく買取額を基準値にしているのは、販売データの取得が店舗では現在、いい方法が思いつかないためです。
パトロンシステム(ユーザからの還元方法。)
通販サイトアーカムブックス(http://www.arcam-b.com/)で購入されたお客様にお付けするポイントを投げ銭方式でユーザは作家さんにポイントをあげることができます。
(ニコ動の「提供」みたいな仕組みです。(ポイントを現金化するかは要検討です。)要はお気に入りの作家さんの活動を応援するパトロンになるということです。パトロン参加リストなどを表示可能にし、作家さんとのつながりを感じる事ができます。
28号とは。
アーカムの査定システムをWEB版にローカライズ(置き換え)したシステムです。個人、法人を問わず古物商免許さえ取得すれば利用できます。過去の査定結果や、WEB上の中古本の実勢価格を取得し、自動的に利用者の設定する利益率にあわせた買取が可能になります。
この仕組みの利用者は冒頭で述べたように、作家に利益を還元することに同意していただける方のみ利用可能です。
(2009年8月正式リリース)
28号の機能。
買取価格比較サイト
どの書店が一番便利で安心で高く買い取りしてくれるかをランキングしてくれる機能です。商品買取を増やすためにアピールするための機能です。
買取査定
メイン機能、買取査定相場を自動的に計算し、お客様に通知する機能。
出品機能
買取した商品をそのままamazon.co.jpへ出品します。
受注処理機能
販売した商品の伝票印字、納品書作成、メール送付機能。
28号の収益について。
運営費、開発費などサービスを発展させ、さらに活力ある組織として維持していくにはお金が必要です。ただし過剰に利益を追求することはアーカムの考え方ではありません。
できるだけ透明性の高い組織をつくり、公開していきたいと思います。NPO法人など、収益の処分を再投資に回すといった公平性の高い仕組みでないとうまく立ちゆかない気もします。
出版社、作家、取次ぎ各社に期待すること。
・フェアユースの導入の際にはユーザのMADを含む2次創作などを許容してほしいです。
・取次ぎ様の流通網を使わせていただき、中古本ネットワークを形成してほしいです。
・古本からの還元から発生した利益でよりよい作品を創造してほしいです。
・ユーザとのつながりを大切にしてほしいです。
2009年5月4日草案
2009年5月8日1部修正
2009年5月11日 「収益について」追記。「パトロンシステムについて」を追加
2009年5月15日引用バナー追加
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また通りすがりの方でもぜひご自分のメディア(ブログ、SNS、ML、ブックマークなど)でご意見、もしくはディスカッションしていただければ幸いです!
5月30日追記。
ブロガーさんとの意見交換などを経ていろいろアドバイスを取り入れて、取り組み方も変わってきていますので詳しくはこのエントリ以降の記事もぜひご覧ください。
このエントリ以降、さまざまな意見を取り入れて、修正など加えていっております。
続きはこちらのエントリなどどうぞ。
今日までのまとめ2。「紙の本は5年以内に劇的な減少を見せる」>本屋編
http://arcam.typepad.jp/arcamstaff/2009/06/5-7ebc.html
まとめ3 デジタル化は違法コピーとの戦いのはじまり。でもそれを認めた上でどうする?>作家編
http://arcam.typepad.jp/arcamstaff/2009/06/post-8b38.html
2009年5 月15日 (金) | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
ようやく、言いたいことがまとまったので、とりあえず所見をプロコンで纏めてみました。
■メリット
・ダウンロードされる商品のスキャニングコストやクオリティをGoogleが一元管理するため、各出版社のコストの削減になる。
・また、ユーザからの課金代行として、Googleが有効である。
・新人作家にとっては、プロモーションのチャンスが拡大する。
■デメリット
・音楽や映像とは異なり、あくまで、静止画や文章なのでコピーが容易。DRMなどの著作権保護が難しいと思われる。
また、著作権保護の機能が実装されても、かならず、それをハックしてコピーを流通させる人がでてくる。つまり、今、音楽を聴く人たちの中で広がりだした「音楽は無料で手に入れるもの」という思想が本の業界までたどり着く。
コンテンツの無料化が良いか悪いかは置いといても、一気にパラダイム(出版業界)が崩れる可能性を含んでいるので「コンテンツそのもの自体以外で、儲ける方法」の模索が急務になる。
こんなんだと思うんですが、どうでしょう。。
2009年5 月11日 (月) | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
忌野さんが逝かれましたね。
清志郎は一世代まえなのでリアルタイムではないにせよ、聞いてました。たしか原発の歌の時は中2ぐらいだったような。。
うん、そうだ、金ちゃんの家で聞かせてもらった時だから中2だったわ。
RCよりどっちかっていうとタイマーズのほうが聞いてたかもしれないです。反社会性っていうんですか。元々そういう曲ばっかりでしたけどタイマーズはさらに過激でしたねw
TIMERが好きでTIMERを持って旅にでたいなんてなかなか歌えませんw
しかし葬儀すごかったですね。。竹中さんえらいパフォーマンスでしたね。あの人らしいちゃらしいです。葬儀にきてたメンツもやばい。ヒロトもいたし。
あ、↑の動画の中で武田鉄矢が清志郎さんの訃報を聞いてインタビュアーにひとこと言ってた
「あの世で一緒にジョイントやろう」
っていうのはなかなか洒落てましたね。狙っていったのか。。まあそんなことはないかw
とにかく、氷室京介や甲本ヒロトなど僕が大好きな人が大好きだった人が亡くなりました。
謹んでご冥福を祈ります。
PS ヒロトの弔辞発見しました↓
2009年5 月10日 (日) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
新倉庫のセットアップ2日目です。
今日は本格的に旧倉庫の端末がやって来ました。
今までは商品登録にはデスクトップを使って登録してたのですが、倉庫が大きくなったので、機動力のあるノートPCのクライアント端末が増えてます。
一番心配なのは無線。広い倉庫に効率よく電波を飛ばす為に無線アクセスポイントもかなり強力なものを2台用意。
これ。
普通のAPの4倍ぐらいの値段ですが、つながるつながらんが作業効率を決めたりするのがECの倉庫の宿命なんですよね。トラブル報告ってほとんど、こういうシステムトラブル。とくにネットワークと環境依存系のものが多いです。
だから作業アプリケーションもローカルからWEBへ脱皮せんとあかんとも思います。。
接続するPCもごっつく増えてルータ→ハブに通すLANケーブルもかなりの量だし、このHUBが曲者なんですね。同じセグメントで扱えると高を括っていると、これがまたつながらない!
久しぶりに徹夜してますよ。NOW。
そして、なんとかすべての機器のネットワーク設定が終了して、徹夜の相棒ぐっさんとビールで祝杯を挙げてしばしの眠りにつこうとしてます。
明日18時から操業開始ということなので、明日も徹夜かも。。。ぐえ!
まあ、ひさしぶりだし倉庫の連中とも仲良くなれたしまあええっかなあとか思いながらしぱしぱする眼をこすりながらブログかいてますよ。ええ、眠いです。
いろいろあった倉庫移転ですがようやく明日ファイナルを迎えます。
倉庫のスタッフのみんなが中心になって作戦練って移転作業してくれ、ほんとうに感謝してます。普段は褒めない人で有名な僕ですが、今日は照れずにありがとうといいたいっす。
お疲れ様!隣で寝てるぐっさん!
明日はカレーおごったる!
2009年4 月25日 (土) | 個別ページ | コメント (6) | トラックバック (0)
ちょうど、新しい倉庫を探し始めたのが2006年の春先だったとおもうので足掛け3年。
ようやくアーカムの通販倉庫が大きく、きれいになりました。
今まではまさにガレージビジネスの延長でやってきた近所の倉庫だったので、
1階、2階、中2階と、商品をダンボールにつめて行ったり来たり、(しかも人力で。)
不良在庫を2キロほど離れた別倉庫へ移す作業を一日やってたりと非効率な倉庫でした。
働くスタッフを思うと、夏は暑いし、冬はひび割れができるほど凍えるそんな環境でしたので、少しでも改善できることは僕の中でもひとつ心配ごとが減ってよかったです。
で、先週は、完成をお祝いして、施工していただきました株式会社米田組さん
と現地にてお祝いの会をしました。竣工式というのでしょうか。僕たちは、「米田組さんとすしを食う会」と呼んでましたがw
で、飲み会に席にわざわざご同席いただきましたのが、社長の米田さんです!僕より一回り以上先輩の社長さん。(商いも数十億円と規模も一回り上ですww)
写真はアーカム通販の新規企画「人生ベスト3コミック」のお写真いただいた際ですw
今では2ヶ月に一回ぐらいはブレスト飲み会を開いているぐらい懇意になったのですが、もともとは米田さんとこのサイトが非常に洗練されていて、プロモーションも自社で行ってるものが当を得ているものが多く、僕の関心を引いたわけなんですね。
で、実際お見積もりなどいただくやり取りのなかでWEBの丁寧さ以上に営業の方、施工の現場の方の親身な対応がすばらしい会社でした。(特に時節に会わせて届けられる手書きのお手紙などは驚きましたよ!)
社長も新しいものづきでw WEBの進化にも非常に興味を持っておられますので、話がよく合いますw
社長の弟さんのシンイチさんも中古業界で暗躍(すみませんw)活躍されてますので、いろいろこれからシナジー出せればなあと思ってるぐらい、仲良くさせてもらってます。
倉庫ひとつのことですが、こういう出会いが後々の素晴らしいお付き合いになることを教えていただきました。
あざっす!米田組さん!
2009年4 月19日 (日) | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (0)
うちの嫁がいつもお世話になっております、芦屋の家具屋さんです。マイハウスの椅子や机やらわ、ここでお値打ち品を掘り出してもらってますw
先日、担当の方からお電話をいただきましてですね。
「サイトは作ったんですが、キーワードを検索してもでてこないんです!」
とのことでした。社長さんも専務さんも皆さん知っている仲いい家具屋さんなので、ちょっとみてみることに。
Webを知っておられる若い女性のスタッフさんが、入社したとのことで、さっそく念願のサイトを作成したみたいです。
アルカスさんは西欧のアンティーク家具のよさを十分に理解している清水さんが鑑定して、直接取引きしてる(らしい)のでうちの嫁さんも安心して買ってます。
さて、宣伝もこの程度でw
実際のWebサイトを見てみました。
「検索にひっかからないんです!」とのことだったので、スタッフさんには申し訳ないですが、駆け出しのサイトなんだろーなーと思いましたが。
じゃじゃん!
芦屋 アンティーク家具 アルカス
結構ね、デザインこってるんです!で、写真とかもしっかり撮れてるんです!
(すいません、専門的ないい方しなくてw)
どうやらYahooのサーバを借りられてるみたいで、WYSIWYGな画面で作成したっぽいのですが、レイアウト力とか、写真構成力とか、アルカスさんの魅力を損なわずにアウトプットできていますので、今後楽しみです。
家具音痴の僕でも楽しめるお店ですので、ぜひその魅力を今後出し続けるサイトをつくっていってほしいっす!
応援してまっせ!
2009年4 月13日 (月) | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
島耕作の話。
初芝の子会社のフロンティア音響の膳所会長の時のストーリーです。
折からの大不況の波で初芝の子会社である、フロンティア音響の切り離しのあおりを食らった膳所会長。
初芝の自社に対してのリストラには大反対だった老害の張本人だったようなひとですが、最後の最後にはまたしても島耕作の話術wにはまり、退陣を決意するのでした。
ただし、潔さを残しての退陣。
自己資産50億をすべて手放し、会社のリストラされる社員の退職金にあてることを話てくれたのです。
退陣後の膳所を訪ねた際、彼が島に言い残した一言が異常に興奮してしまいましたのでポストしておきます。
彼が言いたいのは、
頂点の人間はいつか倒される時がくる。
結局頂点の人間の末路は器の大小関係なく、こうなるのかもしれません。いやこうあるべきなのかも。
老害なのか、保身なのか、時代とのギャップなのかそれは知りえませんが、王はそれを乗り越えれずにいつか倒される。そんなもんなんでしょう。
ほどよく勝って、適当なところで逃げ切る経営者などほとんどいないのかもしれません。特に自己顕示欲とかそんな部分では。
。。。まだ僕たちは30代の人間にとって、これからがスタートなので今はあんまり考えないですけど、こういうのも歴史ですからね。繰すと思います。60歳なったらこの記事を見直してみますw
この場面の後、ひとり膳所の家を後にした島耕作の涙がなんともいえません。彼はだれを思ってないたのでしょうか?
ということで、これをみた社長さん連中はどうお思いでしょうか?コメントおくれ。
RSSリーダーで見てる人達もちゃんとコメントするようにね!
2009年4 月 8日 (水) | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (0)
アーカムの新機能。今月中ごろにはリリースされます。作品、商品のtwitterです。
現在トップページに表示してる以下のものは本家twitterのアカウントをアーカムスタッフで共有して書いてます。実験中ですね。NOW。
一言レビューと言う名前にしなかったのは、やはり文字数に関係します。キャッチフレーズなので制限が30文字で十分です。
30文字にあえて絞ることで表現も独自のものになると思います。
たった一言、その作品の直感的な30文字センテンスを考えてもらう遊びです。140文字でなくさらに短く。30文字。
上記のkwoutで表示してるページはtwitterのfeedをアーカムのトップページに吐き出してるだけなので相変わらず文字制限は140文字ですが。
全巻セットの入荷順一覧をざーーっと見てキャッチフレーズを書けそうな商品をピックアップして一言考えてます。
結構笑えるフレーズが思い浮かぶんですね。30文字だから気も楽だしw
個人的にもちょっと楽しい。同じ商品を巻数ごとに繰り返し一言いれていくのもまたよしw
で、今後このtwiter実験を経てアーカムのAPI(一般公開は4月末予定)を利用した一言キャッチフレーズが完成するのです。現在はこんなレイアウトになる予定。
松尾作。
アーカムFullリニューアルまであと1ヶ月ちょい。いいものできそうです!
2009年4 月 2日 (木) | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
はて、マンガのネタを書くなんて何年ぶりだろう。。
お店の売れ残りの雑誌を読んでます。主要雑誌はほぼ読んでるんですが、その中でもモーニング熱いです。
メインとしてはひまわり、島耕作を中心に
カバチ、すぎむらしんいちのディアスポリスが脇を固める。
息抜きには大ハシ正ヤの「もう俺、ハエでいいや」がむかしのビーバップ選手権を彷彿させる。
なんかせつないのよね。大ハシさん。
ああ、そだ、エンゼルバンクも今回いいセリフあったわ。
年功序列、150人の組織づくり、たしかこのへんのお話の1コマなんだよね。これ。
年功序列も成果主義も終わりを告げてこれからはたった一人の天才が会社を変える時代になるんだというお話。インターネットの時代だからこそまんざらでもなく聞こえるんですね。
これですよ、たぶん元ネタは↓
前聞いた伊藤さんたちの発言。
19歳が世界を変える。 -日本は才能ある19歳を「無駄遣い」していないか--日経新聞関口氏-
http://japan.cnet.com/sp/networking/story/0,3800086972,20385248,00.htm
ネットワーク社会ではこういうことも当たり前になるはずなんですよね。
しかしこういう仕組みがマンガでもしっかり描かれてるのはすばらしいことだと思う。
今までのビジネスマンガなんて突っ込みどころ満載で真剣にそこから学ぼうと思わなかったけど、三田さんのマンガはほかとちょっと次元が違うんだろうなあ。感心させられることが多いです。ほんと。
。。。実はドラゴン桜も未読なのであんまりえらそうなことは言えませんがw
PS たぶん速効品切れになるので、ぜひ入荷メール(入ったら教えてくれるやつ。)登録してくださいね!便利っすよ!
2009年3 月30日 (月) | 個別ページ | コメント (5) | トラックバック (0)